日常会話やビジネス会話でネイティブたちがよく使っているフレーズを集めました。
① I'll get back to you.「またご連絡します。」
ビジネスでもよく使われますが、カジュアルなシーンでも使うことができます。
A: Do you have a minute?「ちょっと時間ありますか?」
B: I'm tied up right now, let me get back to you later.「今、手が離せないからあとで声かけます。」
② I'm in the middle of somthing.「今、手が離せません。」
上記①の例文BのようにI'm tied up.を使うこともできますが、もう一つのよく使われる定番フレーズです。somethingの代わりに名詞を入れることができるので便利です。
■ I'm in the middle of breakfast.「今朝食中です。」
■ I'm in the middle of running some errands.「ちょっと用事を済ませている最中です。」
③ Let's get on the same page.「お互いに状況を理解しよう。」
直訳すると同じページにいるという意味ですが、共通の認識や同程度の理解、同じ考えを持つという意味です。
■ My husband and I are on the same page about parenting.「私と夫は子育てに関して考えが同じです。」
■ I want to make sure everyone is on the same page.「みんなの認識が一致しているか確認したい。」
④ You make a good point.「いい点をついてるね。」
誰かが的確な意見や主張、的を射た発言や質問をしたときなどの受け答えとして使う決まり文句です。Good point! と言ったりもします。
⑤ That's the bottom line.「これが重要な点です。」
bottom lineは肝心なこと、抑えておきたい大切なポイントという意味です。
■ The bottom line is that we need to launch our new products.
「重要なことは、新商品を展開する必要があるということです。」
■ What's the bottom line?「要するに結論は?」
現地で学んだネイティブがよく使うフレーズや文法などを紹介しています。
今日は「話す」「言う」の talk, speak, tell, say の違いについてまとめました。
talk
複数人で言葉のキャッチボールをする状態を示す「話す」です。
■ Let's talk about our weekend plan!「週末の予定について話そう!」
■ Can we talk now?「少し話せる?」
speak
talkとの違いは、聞き手がいるいないに関係なく言葉を声に出している状態を示す「話す」です。講演会などで話す様子や、基本的には「音を出す」という意味から、speak Japanese(× talk Japanese)と言ったように "言語"を話すという意味のときに使われます。またビジネスシーンで talk の代わりに使われることが多く、speak を使うことで"真面目な話をする"というニュアンスを含み、"フォーマルさ"が伝わります。大統領の演説などでも I speak to you! と言っているのを耳にします。
■ She speaks five languages.「彼女は五か国語話せます。」
■ He will speak about Love at tomorrow's lecture.「明日の講演会で彼は愛について話します。」
■ I would like to speak to Mr Tanaka.「田中さんとお話したいのですが。」
※ talk も使えますが speak の方がビジネスシーンでは自然で、ネイティブは speak をよく使っているようです。
say
発言した言葉や内容にフォーカスが置かれます。セリフや言葉を引用するときにも使われます。
■ Please say hello to her.「彼女によろしく伝えてください。」
■ I said "No".「私は"ノー"と言いました。」
tell
相手に必要な情報を伝えたり教えたりすることにフォーカスが置かれます。「命令する」という意味でも使われます。teach「教える」と混同しがちですが、teachは教科や知識を教えるというニュアンスがあり、先生と生徒の関係で使われるのが一般的です。必ず伝える相手がいることが前提なので tell+人が基本形です。
■ Could you tell me your phone number, please?「電話番号を教えていただけますか?」
■ My boss told me to finish them by noon.「上司はそれらを昼までに終わらせるように言った。」
■ I can tell.「私には分かる。」
※ 確信しているという意味合いの定番フレーズです。tell+人の基本形で使われない場合は「分かる・気づく」という意味になります。
現地で学んだネイティブがよく使うフレーズや文法などを紹介しています。
look, see, watch はどちらも「見る」という単語ですが、使い方に違いがあります。
look
「自分から意識的に視線を向けて見る」という意味になり、探したり待ったりするニュアンスでイディオムとしてもよく使われます。
■ Look at her.「彼女を見なさい。」
■ I'll look into it.「調べておきます。」
■ Are you looking for a job?「仕事を探しているんですか?」
■ I'm looking forward to seeing you again.「またお会いできるのを楽しみにしています。」
see
「自然に視界に入ってきて目に見える」という意味で使われます。
■ Can you see me?「私が見えますか?」
■ I saw her at Tokyo station yesterday.「東京駅で彼女を見た。」
■ See?「ほら、言ったとおりでしょう?」
※見たでしょう?という意味で使われる定番フレーズです。
■ Good to see you again.「また会えて嬉しいです。」
※ Nice to meet you.は「知り合いに慣れて嬉しいです。」の意味で初めて会った人に使います。
watch
「じっと注意して見る」と意味で、動いているものを意識的に注意を向けて見たり「動きに変化がないか注視する」というニュアンスも含んできます。
■ He is watching TV.「彼はテレビを見ています。」
■ I watched kids play in a playground.「子供たちが遊び場で遊んでいるのを(ずっと)見た。」
■ Watch your step.「足元注意」
■ Could you watch my bag?「私のカバンを(盗まれないように)見ておいてくれる?」
※「映画を見る」はwatch と see の両方が使われるので少し注意が必要です。watch a movie は、TVと同じように家で映画鑑賞するニュアンスです。see a movie は、映画館に行って映画を見るとき、そして過去の話をする時はseeを使うケースが多いようです。
■ Let's go see a movie tomorrow.「明日映画館に行こう。」
■ The movie that I saw yesterday was interesting.「昨日見た映画は面白かった。」
■ I haven't seen that movie yet.「まだその映画を見ていません。」
他にも「見る」には、
■ stare at~「じろじろ見る」
■ glance at~「ちらっと見る」
■ gaze at~「(興味を持って)熱心に見る」
などがあります。
ネイティブたちは細かいニュアンスの違いを単語の使い分けをして表現しています。使い分けを覚えて、伝えたいことを的確に表現できるようになりましょう!
現地で学んだネイティブがよく使うフレーズや文法などを紹介しています。
hear と listen はどちらも「聞く」という単語ですが、使い方に違いがあります。
hear
「自然に聞こえてくる」「自然と耳にする」という意味で使われます。
<例文>
■ I can't hear you.「聞こえません。」
■ I heard good news.「良いニュースを聞きました。」
■ I'm happy to hear from you.「あなたから連絡をもらえて嬉しいです。」
■ His hearing is not good.「彼は耳が遠い。」
listen
hear と違い「意識的に聞こうとして聞く」という意味で使われます。
<例文>
■ Please listen carefully.「しっかり聞いてください。」
■ Listening to music is one of my favorate.「音楽を聴くのは私が好きなことの1つです。」
■ I took a listening test yesterday.「昨日リスニングテストを受けた。」
■ I'm listening.「聞いてるよ。」
※興味津々で相手の話を促すときや、聞くだけ聞いてあげるというネガティブな意味で使うときもあります。
リスニング教材、ヒアリング教材と言われますが、「ヒアリング」という言い方はマーケティングでキャッチーな呼び方として使われたのが広まって使われるようになったそうです。
たとえば先方の要望を確認したいときに「ヒアリングをしたい」と日本語で使いますが、英語では使われない和製英語です。
この場合英語だと、
■ I want to ask my client for their opinions.
■ I want to set up an interview with my client.
などで表現できます。
日本ではヒアリングテストとも言いますが、hearing は「聴覚」という意味ですので、ヒアリングテストと英語で使うと「聴力検査」という意味になってしまいますので気を付けましょう!
現地で学んだネイティブがよく使うフレーズや文法などを紹介しています。
日本語では時間や日付をすべて「~に」で表現できます。一方で英語では「朝に」はin the morning、「正午に」はat noon、「午後に」はin the afternoon、 「夜に」はat night、「日曜日に」はon Sundayなど、バラバラです。
前置詞にはコアとなる意味やイメージがあり、それに基づいて使われています。
【in →「~の中にある」】
「空間」や「幅」を表します。
I graduated from university in 2002.「2002年に大学を卒業した。」
I will finish it in 10 minitues.「10分で終わらせます。」
【on →「~に接触している」】
「曜日や日付という塊の上に接着している」状態を表します。
I did yoga on Saturday. 「土曜日にヨガをした。」
I'm going to visit Tokyo on March 25.「3月25日に東京に行く予定です。」
【at → 「点」】
1.「ピンポイントな時間」を表します。
I get up at 6 o'clock every morning.「毎朝6時に起きます。」
ex. at noon / at midnight / at daybreak
2.「特定の行動と結びつく時間」を表します。
She is at lunch.「彼女はランチ中です。」
※なぜmorning は in で night は at なのか
昔は「夜」イコール「寝る」という特定の行動だけでした。at lunch が「ランチしている時間」を表していたように、at nightは「夜に就寝している時間」を表していたのです。現代は夜は寝るだけではなく様々な活動ができるようになりましたがat nightでそのまま使われているのです。
一方で朝 morning の活動は人それぞれで特定ができませんでした。そのためinという幅を持たせた表現となりました。
※応用編
昨日の午前中
→yesterday morning
yesterday / tomorrowなどを使うときは前置詞 in the を外します。
土曜日の夜
→on Saturday night
曜日に合わせてonを使います。
今週の土曜日の夜
→this Saturday night
this / next / last などを使うときは前置詞 on を外します。
9月1日の晩
→on the evening of Semptember 1st.
on the morning of ~など、ofの後に日付を持ってきます。
基礎の基礎ですが大事な部分なので、ビジネスでも日常の場面でもとても役に立つと思います。自然に口から言葉が出てくるまでぜひ練習してみてください。