2025年7月24日 09:00
母屋側にある押入れの解体が完了です。
湿気で床にカビがあったことや断熱材を入れるため床材は全て撤去しました。
こんな感じの土台だったのか!?
建物の重心の延長線上となる部分に火打ち土台(斜めの材料)が設置されています。
火打ち土台は地震や台風などによる水平力(建物を横に押す力)がかかった時、変形を防ぎ建物がゆがむのを抑制する役割があります。
通常は建物の角に設置しますが、この建物はこのような所も補強してあります。
この建物を設計した時代は、今のように構造計算ソフトで簡単に構造計算しているわけではなく、先人の経験と知恵から設置したものが所々残っているのでとても面白く、また、勉強になります。
なお、土台は防腐塗装をしてあるので、カビは浸食しておりませんでした。