2024年12月11日 09:00
窮地に陥っている会社には必ず兆候が現れるようです、危険な兆候を幾つか上げてみましょう。
・社長となかなか連絡が取れない
何度留守電を入れてもメールしても返事は一切なし、緊急の資金調達やら取引先への対応でてんてこ舞いなのでしょう。
・幹部社員や経理担当が退社する
正常な退社なら取引先などに挨拶するはずです、それが突然の退社となると穏やかではありません。
給与未払いや経営陣との関係悪化に陥っていると推測できます。
・社長の付き合いが悪くなる
飲食の誘いに快く応じていた人が突然断られることが多くなったら要注意です、資金繰り悪化は確実に経営者の行動にブレーキをかけてしまうようです。
以上はほんの基本的事項ですが、これらのうち1つでも該当すれば充分に危機的状況にあると見ても間違いはないでしょう。
同時多発的に発祥する悪い噂や社長の付き合う人脈がコロコロ変わるなど、大小の変化は必ずその裏に何か根本的な問題が潜んでいます。
上手くいっているときは経営者は常に穏やかなのです、変化が起きているということは危機的状況を疑った方がよいかもしれません。
逆説的に言うと、どんなに境地に陥っていても何時も通りの行動を心がけることが肝要です、取引先に危機的状況を察知されれば更なる状況悪化は免れません。