2024年12月 4日 09:00
私の家の近所にはほんの10年前まで賑やかだった老舗店舗が並ぶ商店街があります、今では駅の反対側に人を奪われバブル期に栄華を誇った商店街全体が閑古鳥が鳴いています。
人が奪われるというのは理由の一つで、商店街全体のオーナー年齢が70歳を超えており商店街全体の活力が一気に落ちてしまったのが大きな要因だと思います。
私がよく買っていた靴屋も紳士服屋も後継者がいなくて廃業に追い込まれました、このような後継者問題は今後日本各地で本格化してきます。
一方で資金不足から飲食店やアパレルショップをオープンしたくてもできない若者が存在しています、お金と店舗さえあればすぐにでも事業化できます。
そこで、後継者を探している人とすぐ始められるお店を探している人を対象に、出会いの場と事業承継に必要なノウハウを教えるコンサルタント兼エージェントが存在しています。
今では私もその一人で、きっかけは20年ほど前に行きつけのバーのオーナーの悩みを解消してあげた事でした。
私が若い頃から通っていた老舗のショットバー、当時マスターから近々閉店すると聞いて酔った勢いで「もったいない若い人に譲ったら?」と言ってしまったのがきっかけでした。
その数日後に寄ると、店を引き継ぎさせたいというバーテンダーが来ていたので間に入って条件などを決めて契約書を作成してあげました。
その後、互いが納得する形で引き継ぎマスターも一時金が得られるうえに店舗をスケルトンにして返却する費用も解消しご満悦、双方ハッピーな事業承継ができたというわけです。
後継者を探す人とお金が無いけど事業を行いたい人が双方ハッピーになれるなら大変喜ばしいことです、更には個人取引ですから当事者同士が納得すれば特に法的な問題はありません、双方の主張を覚書にまとめて捺印すれば終わります。
後継者不在の中小企業は60%以上存在していると言われて久しいです、隠居を考えるようになったら綺麗に清算して憂いの無い状態で隠居して欲しいものです、多少の費用は掛かりますがその道のプロに先ずは相談してみましょう。
一人で考えていることと実際とは雲泥の差があります、一般的には知られていない各種の解決方法があるのです。