2024年7月17日 09:00
マイナンバー制度の導入により何れは知らないうちに個人も法人も口座情報が税金や年金などと紐付けされるようになります、特に個人事業主や小規模法人の経営者は憂いなく事業推進する為にも収益管理や口座管理は綺麗に明瞭化しておくのがよいでしょう。
売り上げの現金回収を避けて口座振り込みにして帳簿と会計の金額を奇麗に合わせるようにしておくこと、法人と個人の口座の移動を頻繁に行わず月に1度の定額報酬支払いという形に切りかえておくこと、法人と個人の貸し借りを極力行わないようにしておくことなどは今後は重要事項になります。
ここで本当に気をつけなくてはならないことを一つだけ言っておきます、それは副業での収入です。
経営者とはいえ事業が本格稼働せずに臨時のアルバイトなどで生計を立てている人も多いと思います、驚くことに法人で決算申告を行っていれば個人の申告はしなくても良いと思いこんでいる起業家がいることです。
会社員も経営者も関係ありません、何処からの収入であろうが個人で得た収益は法人とは別に個人で申告しなくてはなりません。
また副業はほとんどが源泉徴収で予め手取りが少なくなっています、これをみて税金を払っていると思いこんでいる人もいますが、これは法人の税務上の義務であり定額を預かり一時的に納税しているだけであり、個人のトータルでの税額が確定しているものでも納税が完了しているわけでもありません。
個人では源泉徴収分も含めて申告して、足りなければ不足分の税金を納め余れば源泉徴収で支払った分から還付されます。
会社員でありながら副収入がある人は、税務署や年金事務所からの通知で会社に副収入があることが全てばれてしまいます。
知られたくない秘密の収入、これからは全て天の見とおすものとなることを覚悟して全てを正直に申告することです。
そして世間にばれたらまずいと思うことは絶対に行わないことです、正道を歩んでさえいればマイナンバー制度は歓迎すべき制度なのです。
この制度の導入でビクビクしている人は間違いなく後ろめたいことをやっている人です、この制度は「正道を歩め」という天からの教えです、これを機に自身の姿勢を正すことが肝要です。