2024年7月10日 09:00
自分の意図した事を実現させる方法として、過去から特に販売業界などで教えられるものにとんでもないものがあります。
「相手に伝わることを意図して周辺の人に相談と称して自身の望む事項を告げる」、「相手を感情的にして自身の望むように持っていく」、という駆け引き的なテクニックを新人に教えるのです。
ビジネスなのだから自己利益を追求することに対しては何も言いませんが、他者の心を踏みにじる行為はビジネス云々以前に人として失格です、期待している明るい未来など望むべくもなく確実に失敗します。
それと私ほどの歳にもなるとこれらは全てお見通しです、それを解った上で大人の対応であえて乗せられた振りして相手の望む通りにしてあげます。
望むようにしてあげるのは優しさなどでは決してないのです、私流の絶縁する気持ちの表れです、つまりその人とは今後において関わりを断つことを確実に計算に入れた付き合い方法を選ぶようになります。
したがって怒りも悲しみさえも出てきません、何故ならその時点でもう「どうでもよい人」になっているからです。
これらをある程度の年齢の人がやるのは生き方に染み込んでしまっているので勝手に落ちていけばいいと思えるのですが、最近は20代の若者がこれを駆使してくるのには「世も終わりだな」と日本の未来に失望します。
若い人は若い人なりの経験不足からの正直さがほしいです、「若気の至り」とは本来はそういう意味で使われる言葉なのです。