2023年9月28日 07:00
ブロックチェーンとは、仮想通貨の出現によって、その存在が初めて一般に知られるようになった分散処理技術を用いた電子取引台帳を意味しています。
ブロックチェーンの特徴は大きく分けて3つあげられます。
1.分散システム
端末同士が直接データー交換可能な接続方式で、接続された端末はブロックチェーンの処理の一部を負担します。
ブロック生成を許可されたコンピューターはノードと呼び、分散処理に使われます。
2.暗号技術(ハッシュ関数)
電子取引台帳の改ざん防止のための暗号化ロジックで、ブロックチェーンの命とも言える中枢ロジックです。
暗号化された取引台帳ブロックが数珠繋ぎに存在するため、ブロックチェーンと呼ばれています。
3.コンセンサスアルゴリズム(ビザンチン将軍問題への対策)
不正防止や乗っ取り防止のための施策ロジックで、ブロックチェーンの応用アプリケーションによって異なる方式が用いられています。
尚、ビサンチン将軍問題とは多数の人の意思決定によって、不正を防止する為の概念上の課題である。
暗号通貨のコア技術として採用されたブロックチェーンですが、暗号通貨は一つのブロックチェーンアプリケーション(DApps:分散型アプリケーション)に過ぎません。
現在では金融のみならず、産業向けブロックチェーンの応用として医療現場やIoT(ネットワークで機械を遠隔操作する技術)にまで応用できる技術として注目されています。