2023年8月15日 07:00
デューデリジェンスとは略して「デューデリ」や「DD」とも呼ばれ、ある行為における法的に責任結果を負うべきか否かを判断する手段の一つです。
多くは、企業のM&A(買収、合併)や事業譲渡などにおける企業の資産価値を正しく評価し、双方で売買価格を決定する方法を指している場合が主となります。
また、拡大解釈として第三者割当増資や社債を発行する場合や投資を受ける場合、出資者に対して企業価値を第三者による評価として示し正しく投資価値を理解してもらう意味で資産評価を行う場合にもデューデリジェンスという言葉を用いることもあります。
資産評価では対象企業の不動産や商品在庫などの目に見える資産の他に、最も難しいと言われているのがその企業が将来生みだす利益という目に見えない資産の評価となります。
この将来生みだす利益を如何に正確に導き出せるかが、公認会計士の最も大きな役割となり腕の見せ所ともなります。
時に事業の内容だけではなく、その事業にどれ程の優れた人材が居るのか、どのような企業と取引をしているのかなども評価対象となります。