2023年5月 9日 07:00
コンソーシアム型とは、ブロックチェーンで構成する電子台帳システムの一つです。
プライベート型やパブリック型と比べて、大きな違いは必ず複数の決裁者が存在するということです。
つまり、現在の金融機関の業務フローをブロックチェーン化しただけのものであり、P2P取引が行えるというシステムではありません。
当然のこと、決裁者が存在する事で、決裁の正当性を担保する参加者合意アルゴリズムであるコンセンサスは不要となります。
以上の事項と合わせて、ホワイトペーパーの不在やシステムコードが開示されないなどにおいて、現在ではブロックチェーンとは一線を引いた、別次元の電子取引システムとして扱われようとしています。