2023年4月 3日 07:00
コンコルド錯誤とは、コンコルド効果とも呼ばれている投資家における心理現象の一つです。
この心理現象とは、自身の投資における行動を冷静に思考できずに、損しているにも関わらずその状況を脱する行動が取れなくなるものです。
この心理状況のときの思考は、これまで投資してきたことが止めてしまうことで損失が確定してしまい、これを回避する思考となり投資を止められなくなるのです。
投資で上手く利益を取る人は、常に冷静に状況判断し、一時的な損失は次の投資の勉強代程度にしか考えません。
コンコルド錯誤の語源は、イギリスとフランスが共同開発した超音速旅客機コンコルドの大損失からきています。
この時には、関係者の誰もが存続させることで損失が更に拡大することが解っていても、それまでの多額の投資を惜しみ、誰一人として事業廃止の決定ができなかったのです。