2024年11月 5日 10:00
エンジェル・イスコビッチ博士の新著「The Art of Routine:Discover How Routineology Can Transform Your Life(ルーティンの極意:ルーティン化すれば人生が変わる)」によれば、長寿の人を調べた結果ある共通点が見出せたとあります。
その共通点とは生活習慣と食習慣のルーティングです、このルーティングこそ長寿の極意だと記されています。
ルーティングとは繰り返すこと、つまり同じ生活リズムを毎日継続させ同じ物を食べ続けるということです。
ここで同じ物を食べ続けるとは調理では無く食材です、つまりジャガイモとかタマネギとか豚肉などを指しています。
例えばタマネギ農家は毎日料理は変われど自分で作ったタマネギを食べ続けます、この一定の食材を食べ続けることが重要だということです。
これは身体がその食材の栄養バランスに適した代謝や消化を行えるように作られてくるからです、したがってこれを急に変えると数々の異常をきたして身体に負担をかけてしまうのです。
ベジタリアンは野菜からアミノ酸を摂取できるように身体構造が調っています、したがって突然肉を食べ出すと消化不良や特定の栄養過多や栄養失調を起こしてしまいます。
人間の身体は環境に適するように変化します、つまり生活環境が異なれば当然同じ姿をしていても別の個性を持った個体なのです。
例えば、結婚によって大きく生活リズムや食事の内容が変わり身体の不調を訴える人がいます、結婚してもそれぞれの生活リズムと食事の内容を維持できるように互いに工夫する必要があるのです。
そして同居しているからといって食事の内容を自分に合わせるように強要しないことです、自分には適した食材でも相手にとっては負担になる食材かもしれないからです。
健康と長寿を意識しているなら、こういった生活と食のルーティングを意識して欲しいと思います。
一度始めた健康食であるなら最低でも3年間は継続させて様子をみることが肝要です、これによって長い期間をかけて身体がその食品に合う身体を作り変えていきます、そして作り変わった時に真の健康と長寿を獲得できるのです。