2024年6月 3日 10:00
野菜に含まれる最も大きな成分は「食物繊維」で水溶性と非水溶性の2種があり、水溶性は血液をさらさらにしてコレステロールを調整し、非水溶性はいわゆるファイバーで整腸作用があります。
今回は「コマツナ」です、「ホウレンソウ」と同じように使われるために存在感はあまりないのですが実に個性のある野菜です。
「コマツナ」はアブラナ科で見た目は良く似ている「ホウレンソウ」のアカザ科とは系統の違う植物です、別名は「冬菜」(フユナ)と言われるくらいに冬場は特に甘みが増して美味しい葉野菜です、また原産は実は日本で江戸時代に今の東京で改良された日本固有の野菜なのです、原種は「ツケナ」で「ノザワナ」と同じ原種とされた植物です。
「コマツナ」の主な成分はほとんど「ホウレンソウ」と同じでベータカロチンをはじめとしてビタミンCが豊富に含まれています、またミネラルも豊富で鉄、カルシウム、カリウムなどは特に多く含まれていますので貧血症の人には嬉しい野菜です。
特にカルシウムは「ホウレンソウ」の5倍の含有量で野菜ではトップクラスです、これは骨粗鬆症を予防する上では欠かせない栄養素です。
また「ホウレンソウ」はマグネシウムが豊富ですが「コマツナ」はそれほど含まれていません、これによって特有の灰汁が少なく生でも美味しく食べられあらゆる料理方法にも適応します。
冬には細胞を構成するアミノ酸が豊富に含まれるようになり甘くて美味しくなります、更にビタミンやミネラルなどと総合して考えるに肌をすべすべにし若返りの薬とも言えます。