2024年6月14日 10:00
あるカテゴリの食品を身体に悪いと解っていながら食べ続けてしまうという「食品依存症」ですが、ついにアメリカ在住の日本人医師の研究によって解明されました。
例えばアメリカ人だとドーナツやポテトチップスがそれにあたり、日本人ではカップラーメンがそれにあたるといいます。
さて、これらの食品を身体に悪いと解っていながら何故食べ続けてしまうのでしょうか?
そして、どうして一度食べ始めるとお腹が一杯になっても最後まで食べ続けてしまうのでしょうか?
この食品依存症の研究のきっかけは、自然そのものである野菜やフルーツでは起こらないという疑問からだそうです。
確かに、キャベツやオレンジをお腹いっぱいになっても食べ続ける人はいません、一口食べて終わりか途中で飽きてしまって残すのが一般的です。
食品依存症には、実は「人工的に作られた味」というヒントが隠されていたのです。
ドーナツもポテトチップスもカップラーメンも、甘さや塩辛さに加えて人工的な旨み成分が大量に含まれていました。
この人工的な旨み成分の大部分はアミノ酸です、人間は身体を作る必須栄養素であるアミノ酸を本能的に接種し続けるという遺伝子が組み込まれているのではないでしょうか。
しかし、自然に作られたアミノ酸を含む食品は依存症を起こしません、ここに食品依存症になるヒントが多分に隠されていたのです。
人工アミノ酸に加えて人工の糖分と塩分、人間の持つ本能を擽る微妙な配分になっているのかもしれません。
そういえば、日本の某スナック菓子に用いられている「魔法の粉」の正体も人工アミノ酸です、食べ始めたら止められなくなると話題になりました。
その後、この「魔法の粉」だけを商品化されたので皆さんもご存じかと思います。
飲料メーカーや食品加工メーカーは、これらの人工アミノ酸の生理的データを以って商品開発をしているということなのかもしれません。
人工アミノ酸自体は危険な食品ということではありませんが、それを用いているスナック菓子やインスタントラーメンなどの食べすぎは身体に悪影響を及ぼすと思いますので、くれぐれも食べすぎには要注意です。