2025年3月28日 07:00
超激安で有名になりつつある中華アンプブランドの「LEPY」ですが、そのアンプには「Class-D」(D級)ではなく「Class-T」(T級)という表示があります。
T級アンプって聞いたことがないのですがいったい何なのでしょうか、非常に興味深くて調べてみました。
そもそもD級アンプとは定義が曖昧でA級・AB級・B級・C級以外のアンプをD級と称していて、こういう定義のものをD級アンプだという規定がありません。
一般的にはデジタルICなどを使った極めて電力効率の高いアンプ、所謂デジタルアンプを総じてD級アンプと呼んでいます、ちなみに「D級」の「D」はデジタルの意味ではありません。
その意味で「T級」とは何だと思ってしまうわけです、その答えですが「Class-T」は今のところ商標のようで分類的にはD級アンプの部類のようです、名称の元はTripath社で同社のデジタル方式を登録してつけられたようです。
D級アンプの持つ欠点であった高周波ノイズを低減するために、スペクトラム拡散技術を用いてデジタル的にノイズを相殺してしまおうという回路を備えたD級アンプというものです、実に紛らわしい事をしますね。
それにしても安価なものですと数千円で買えるD級アンプですが、以前から音質には興味を持つものの何故か買ってまで音質を確認したいとはなかなか思えないのです、どこかでハイファイオーディオじゃないという拘りがあるのかもしれません。
ちなみに私もデジタルアンプを6台持っていますが最も安価のもので8万円です、しかもオンキョーのデジタルアンプはしばらくメイン(常用)システムで使ったほどです。
ただ1万円を切る安価なD級アンプは興味津々なことは確かで、遊びのつもりで一度はチップ別に買って音質を確認してみたいと思っています。
ただ、私の性分としてやるからには徹底してやってしまいますので、各社の安価なD級アンプを大量に買い込んだその後のことを考えてしまうわけです、まあ取り合えず数台買ってテストしてみましょう。