2025年3月29日 07:00
「本格的な音を楽しめるコンポを選んでほしい」、こんなご要望をいただきました、依頼者は経営塾の女性門下生、それだけにいい加減なものを推薦できません。
更には、生まれて初の本格オーディオコンポだそうで、ミニCDレシーバーで済ませるようなインチキはご法度、エントリークラスでも本格的な音を楽しめるフルサイズコンポの中から選んでみます。
ということで、イマイマのオーディオ製品の音質確認も含めてエントリークラスのアンプ4台とCDプレーヤーを4台、小型ブックシェルフスピーカー5セットを入念にスペックと価格を調べて購入しベストコンポを選ぶことにしました。
気持ち的にできるだけ予算をかけさせたくありません、ということでイマイマのエントリークラスの小型ブックシェルフスピーカーの実力を信じて私なりに予算を10万円としてみました。
さて、全ての製品が揃ったところで入念な試聴を繰り返しました、音質確認でアンプとCDプレーヤーの選定はあっという間に決まったのですが、スピーカーの選定が本当に最後まで悩み苦しみました。
途中経過で最適と思えるセットの目途が付き依頼者にも順次確認してもらうのですが、「どれも自分の人生には無かった音」ということで喜んでもらえるのですが推薦する私の方はどうもしっくりこないのです、そこで設置方法をインラックではなく、オープンラックにしてみました。
つまり、小型ブックシェルフスピーカーを空間に開放するようにセッティングし直してみたのです。
そうしたら、バックバスレフには無関係なはずの高音域まで鮮明に聞こえるようになり、最後の最後で駄目出ししていたスピーカーがどんでん返しで候補に浮上し最終決定されたのです。
理由は、インラックの場合は背面バスレフのスピーカーなので閉じた空間内で低音域がハーモニック効果で増強され、結果的に高音域が埋もれてしまうということだったのです。
イマイマの小型ブックシェルフの実力は、設置方法次第で使えるという実証にもなったわけです。
こういうノウハウを得られるので、候補から落ちた製品もまったく無駄にはならないのです、上手い設置方法が解るのですから。
イマイマのオーディオ製品での「ベストバイ・ハイC/Pコンポ」と言っても過言ではないでしょう、結果的に定価レベルでギリギリ10万円以下に抑える事ができました。
ケンブリッジオーディオAM5は、日本代理店ができたことでの日本だけの戦略製品で、上位機種の性能を引き継ぎダウンサイジングされた限定特別製品です。
価格は戦略価格でも音は確かで、限定販売なので確実に将来プレミアムが付くでしょう。
スピーカーのヤマハNS-BP182はエントリークラスながら、丁寧なピアノ塗装を施した高級感溢れる外観で、音はソフトですがAM5との相性は抜群、低域から高域まで信じられないほど綺麗に伸びています。
特にポップスのボーカルは凄く聴きやすい音質でリラックスして長時間聴いていても疲れません、音を絞っても音質に大きな変化も出ないのでワーキングBGMという使い方もOKです。
ケンブリッジオーディオAM5はフロントにミニジャック入力が付いており、PCやテレビ、スマートフォンといった機器ともミニジャックケーブル1本で簡単に接続できます。
オールラウンドのオーディオステーションとしても機能します、オールブラックで、スタイル的にも極めてエレガントです。
オーディオは音だけじゃなくデザインなどの見栄えも大事、デザインや色彩を大切にしている門下生の趣向とも一致させトータルバランスで見た目も最高です。
ケンブリッジオーディオのTOPAZ 5(トパーズ 5)コンビ
流石ヨーロピアンデザインです、薄型で極めて美しい!
ヤマハ NS-BP182
ピアノブラック塗装が本当に美しい!