2025年3月22日 07:00
オーディオ道楽に走って以来、1年以上同じ構成で常用システム(メインシステム)が安定したことはありません。
そして、オーディオ道楽復活後に各種の構成を愉しみながら自分の中でのベストな音色の組み合わせを試みるもののこれだというベストな音色がなかなか得られません。
道楽復活3年経ったここにきて、毎週のように週末に機種を入れ替えては音色の確認を行った結果これ以上の組み合わせは無いという愉音を発する常用システムがついに完成しました。
一旦これでオーディオの虫も落ち着いてくれるでしょう。
さて、そのシステムとは何とオンキョーのハイファイデジタルアンプA-5VLをメインに組んだものでした。
そしてCDプレーヤーは外付けDACを使うことを前提として割り切り、上位機種の回路そのまま使った超コストパフォーマンスの高いマランツのエントリークラスのCDプレーヤーCD5005/FNを選び、好みの音色に変える目的でティアックの外付けDACであるUD-H01を付けました。
このCDプレーヤーCD5005/FNは現在でも現行商品で販売され続けているスーパーロングランの大ヒット商品で、価格に合わないその高いクオリティは評論家やマニアから大絶賛されているエントリークラスの逸品です。
これに、つい最近まで販売されていたオンキョーのこれもまた記録に残るロングラン商品の大型フラッグシップスピーカーD-77MRXを組み合わせています。
外付けDACを用いたのは音の繊細さを追求する為に入れたのではありません、むしろ逆でピアノやボーカルを艶っぽくする為に入れたのです、つまり音色のチューニングを施したのです。
ハイハットやピアノの高音域がものすごくリアルです、繊細という感じではなく余韻がすごく綺麗で艶のある音色を表現します。
更に小さい音はより小さく大きな音はより大きく感じます、つまり音にメリハリが出たように感じます。
これが、高級なバーブラウン社のDACチップが放つ愉音なのです。
エントリークラスとはいえ高音質なDAC内蔵のCDプレーヤーのDACをスル―して外付けDACを入れるなんて論外だと言われそうですが、自分の好みの音色で聴くのが一番なのです、それが常用システム(メインシステム)の使命なのですから。
ティアックのUD-H01で使っているバーブラウン社のDACチップの音色は本当に私好みの音色に変えてくれます、何台も欲しいくらいに惚れこんでいます。
ということで、オーディオ道楽復活後3年かかってようやくベストな音色が得られるシステムを完成させることができました。
更に、味変(音色変)とニアリスニング用に2ndスピーカーとしてラックスマンの超レアなスピーカーS-007aを加えました。
近くで静かに聴く際にはD-77MRXよりもS-007aの音色の方がしっくりきます、また音像もぼやけません。
都合50万円弱と過去最も安く済んだリファレンス常用システムです、本当にオーディオをやるには良い時代になったと思います、大学時代に買った初めてのコンポが今の価格に直せば70万円近いのですから。
このシステムで当面の間大好きな50年代のクールジャズを聴きながら本システムを基本として、これを越える音色で奏でるシステムにグレードアップしていきたいと思います。
つまりこのシステムの音色が最低限のスタートラインとなります、そういった意味でのリファレンスシステムなのです、オーディオ道楽は本当に果てしない旅なのです。
当面の間、本システムはリファレンスとしてラボに置いて常用しながらグレードアップを図りたいと思います。
デジタルアンプ使用のリファレンス常用システム
A-5VLの放熱の関係でCDプレーヤーを一番下に置きます
DACは最も放熱が少ない位置に設置、こういった放熱を考慮した設置が重要
暗いところで見るとDACとアンプのブルーライトが美しい
実際は本当に癒される色で発光しています
プリメインアンプ:オンキョー A-5VL(2009年発売、定価8万円)
CDプレーヤー:マランツ CD5005/FN(2014年発売、定価3.3万円)
DAC:ティアック UD-H01(2011年発売、オープンプライス:実売価格6万円)
スピーカー:オンキョー D-77MRX(2017年まで販売、ペアで定価22万円)
音変用2ndスピーカー:ラックスマン S-007a(1990年発売、定価7.2万円)