2024年11月20日 07:00
既に10年以上も前になりますが、ホームシアターでの複雑なスピーカーの音量調整や音質調整をサラウンドモード毎に自動で設定するオートマチック設定機能付きAVアンプが誕生しています、現在では7.1Ch以上のAVアンプのほとんどがオートマチック設定機能が付いています。
このオートマチック設定機能は専用のマイクをAVアンプに接続して、このマイクを視聴位置に置いて自動設定モードにすると各チャンネルから音を出しながら調整を自動で行ってくれます。
AVアンプの各チャンネルの音量バランスから音質などの設定は意外と面倒で、視聴しながら少しづつ微調整を行い最終的にこの状態がベストという設定を得るのに数日かかることもあります。
また一度安定してもセンタースピーカーやサラウンドスピーカーなどをグレードアップした場合には1から全てやり直しとなります、更には面倒な調整をサラウンドモード別に行うのですから、何も気にせずじっくりとホームシアターを愉しむ為には避けて通れない面倒な手順だと思います。
こういった面倒な調整に嫌気を指してAVアンプを嫌い手軽にサラウンドを楽しめるサウンドバーに移行する人もいます、こういったユーザー泣かせの面倒な手順をできるだけ簡単に行ってくれるのが先のオートマリック設定機能ということです。
ただ、各スピーカーを同じシリーズで揃えている場合は良いのですが、自分の好みでアレンジしてスピーカーを接続している場合はこの自動設定モードは不要な長物のように感じることがあります。
何故なら自動設定のバランスが自分好みではない場合が多いからです、私の場合はこの気付きがあって以来全ての調整をマニュアルで設定するようになりました。
フロントとセンターをまずベストにマッチングさせれば合わせるようにサラウンドを設定すればよく、慣れてくると全てマニュアルでやった方がソースに合わせて自分の好みの臨場感を即座に創出できるのでむしろ都合が良いのです。
音楽や映像のソースは供給元によって、また時代によって驚くほどにバラバラです、であればそのソースを試聴しながら調整するほうがソースに入っている音を最大限に引き出せるのです。
車も私は断然マニュアル派です、加速感が得られないオートマチックはどうも運転してる感が少なく好きになれません。
同じようにホームシアターも面倒でも自分好みの音質へのグレードアップ感が得られるマニュアルが好きなのです、何でも他者にやってもらうことがあまり好きではないのかもしれません、全てを自分でやるのが私的だと思うのです。