2024年10月12日 07:00
マークオーディオと言えば今話題を集めている新鋭スピーカーユニットメーカーです、今回Stereo誌とのコラボで特別に新ユニットを製造してくれました。
その意味では、この8CmフルレンジユニットOM-MF519は貴重な一品だと思います。
その貴重な特別生産ユニットの性能を100%引き出すDIYエンクロージャーキットを組みたてましたので、今回取り付けて試聴してみました。
マークオーディオOM-MF519をDIY専用エンクロージャーに取り付けた
試聴中
リファレンスはダイヤトーンDS-200ZA
音出し一番、カラッと明るい音色にハッとします。
まるで、JBLの小型ブックシェルフを鳴らしているかのように爽やかな気持良い空気感で満たされます。
こういう音色って出そうとして出るものなのか、本当にこういう音色を出せる音作りノウハウには脱帽モノです。
一言で言えば、聞き流しでは問題なく愉しめる音色ですが、じっくりと聴き込みたくなる音色でもあります。
個人的にはかなり好きな音色です、現在いろいろなアンプに合わせてみていますが何れもスピーカーの個性が強く出ます。
こういう音色は低音とか中高音とかそういう細かな評価はどうでもよくなります、サックスやピアノがガンガン張り出してきますが嫌みはまったくありません。
また音量を上げていっても安定感があります、PA用のスピーカーのようにタフな作りのスピーカーユニットです。
細かなことを言うと高音域の伸び代はあるのにコツンとしたシャープな音色がもう少し欲しいところ、でもフルレンジということを考えると欲張りすぎですね。
もう少し耐圧が高ければ、3ウェイ構成のスコーカーとしてミッドレンジを受け持たせても面白いかもしれません。
これはこれで特徴的な音色の一台として、将来の為に持っておきたい逸品です。