2024年9月23日 07:00
先の新型インフルエンザに今回の新型コロナウイルスパンデミック、こんな時代は何かと免疫力に関する話題も多くなります。
そんな時代に相応しく、医学界でも栄養素に始まりあらゆる環境刺激に関する人体への影響について実験が繰り返されています。
今回は高音質なハイレゾ音は免疫力をアップさせるという話です、ハイレゾというのはスピーカーの場合では人間の耳では聴こえない40Khz以上の超高音域を再生可能な製品に認定される規格です。
では耳で聴くことができない音域に果たして意味があるのでしょうか、この問題に対して疑問を解決する過去存在したテレビ番組「ヘウレーカ」で取り上げられました。
ここでの実験は極めて興味深いものがありました、実は人間の耳は大凡30Hz~16Khz辺りの音域を聴く事ができるのですが、虫の鳴き声や金属の発する音など自然界には20Khzを越える音が多数存在しています。
こういった人間の耳では聞こえない超高音域まで再生することにどんな意味があるのでしょうか、実は超高音域が在るのと無いのとでは全然違う音色に感じるのです。
同番組では同じ音源を使って20Khzまでの場合と90Khzまでの場合を聴き比べていましたが聴こえ方がまるで異なることが解ったのです、そして20Khzを越える音は耳ではなく髪の毛や体毛を含む肌全体で聴いていることも解かりました。
ここで誤解のないように断っておきますと、実際には20Khz以上の音は耳で拾って聴いているのではなく、肌などからの刺激が脳に伝達されて音を感じているという事実が存在しているということです。
これを裏付けるように頭皮から肌をすっぽり覆う潜水服を着ると聴こえ方まで変わってくるのです、更には超高音域の音を肌が感じると肌表面細胞が活性化してウイルス等に対するバリア機能が増すのです。
これは私も経験しているのですが、ハイレゾ音源のSACDやブルーレイを聴いていると頭皮や肌がむずむずしてくるときがあります。
また全身の血行が良くなるのか耳先や頭皮が熱くなり痒くなります、何とこの番組のおかげで過去からの不思議な身体反応の疑問も解けて実にすっきりしました。
日常的に高音質な音を聴いていると対ウイルス免疫力が自然に増すということです、ただし高音質でも音圧が重要であり、ある程度の音量で聴く必要があります。
なるほど、私は周囲の皆が風邪を引いているような状況下でも風邪を引いた記憶がないのはこういうことだったのかもしれません。
また、音楽を高音質で日常的に聴いているとテストステロン(男性ホルモン)の分泌が促されて闘争本能が芽生え前向き思考に変わる等の研究報告もあります。
昔から音楽を流すと植物の成長が早まり栄養価が高くなる、酒やチーズの熟成が安定して早くなるなどの実験結果も報告されています。
実際にそういった栽培を行う農家や醸造を行う酒蔵も存在しています、有名なのが奄美大島のレントという焼酎で有名な酒蔵で、熟成樽に特殊な水中スピーカーを入れてクラシックを流して熟成させています。
植物や物質が音楽だと認識するということなどあり得なく、適度な音のハーモニックによる振動が細胞や液体などに作用しているということが理解できます。
音は空気や物質の振動であり全ての生命体に対して何かしらの影響を与えていることは確かです、今後はこういった音に関する不可思議な現象の数々にも科学のメスが入ることでしょう。
最後に余談ですが、ハイレゾを最初に世に送ったのが日本が世界に誇るSFアニメ映画「アキラ」です、この映画の上演の際には「ハイパーソニック」という言葉が誕生しました。
効果音のもの凄さで世界中で話題になった日本を代表するSFアニメの超名作ですが、何と世界初のハイレゾ音源だったのです。