2024年6月28日 07:00
何事も割り切りが肝要、オーディオ&ホームシアター道楽も割り切ると急に視野が広がります。
例えばホームシアターでのフロントスピーカーですが、豪快な音質を求めて低音域まで綺麗に伸びたトールボーイを探しまくった時期があります。
どれもイマイチで、良さそうなものを見つけても予算に合わないとか大きさが合わないなど、これだという物がなかなか見つからずに葛藤の日々を過ごしていた時期があります。
そんな時、ふと目が覚めたようにあることを思い付いたのです。
それは、「ホームシアターのフロントスピーカーは、音に拘るならトールボーイじゃなくても良いんじゃないか?」ということでした。
そうです、固定概念みたいにトールボーイに固執するあまり、それ以外の方法を思い付かなかったのです。
また、ホームシアターの音質ということではフロントだけではなくセンターやサラウンド、またサブウーハー全てを含んでの音質を追求しなくてはいけないのです。
そう考えると、フロントスピーカーは70Hz程度まで低音域が伸びていれば、サブウーハーがそれ以下の重低音域をサポートしてくれます。
ということは、張りのある中高音域の小型ブックシェルフをスタンドアップさせれば充分に用は足りるわけです。
フロントが小型ブックシェルフなら、センタースピーカーもその音圧に合わせて小型のもので済みます。
オーディオは絶対的な音質がアンプやスピーカーに求められます、しかしホームシアターでは部屋に充満するトータルでの音質が重要なのです。
私は、ホームシアターにもハイファイオーディオ思考で考えていたことに気付いたのです。
それからというもの、ホームシアターにはある意味での割り切りで柔軟に考えるようになったのです。
何事も広い視野で考えれば、上手く行く方法は無限に存在する事に気付くのです。
これは、事業推進や経営戦略にも大いに応用できる極めて有益な気付きでした。
「拘りを持つことは良い、でも思考と方法には拘るな!」、何度となく事あるごとに言ってきた言葉です。