2024年4月17日 10:00
「五行」とは、「木」、「火」、「土」、「金」、「水」の5つの元素を言います。
「五行思想」は万物すべてをこの5元素で分類して、
その関連性や相性を説いているのです。
この五行を「波」の要素で解明したのが運命波学誕生の大きなヒントとなりました。
「五行思想」はその後に「陰陽思想」(世界は陰と陽の裏表一体で成り立っているという考え)と合体し、
「陰陽五行思想」へと変わります。
その「陰陽五行思想」を基に四柱推命、風水、東洋医学、暦など多くの学問、学術が生まれました。
「仁、義、礼、智、信」の五常は論語や兵法などにも登場し、
如何に当時からあらゆる学問の成り立ちに参考にされたかが伺えます。
また、五臓六腑、五感、五味、など人体に関する事項や、
方位、守護神などが五行と結びつき「五行思想」が文化となり各国へ広がり大きく発展しました。
「五行思想で」関連付けられている5行と各事項の代表的なものを示します。
(出典:伊東久雄著 "運命は「波」で解ける"より)
とくに「五大色」と「五方位」、「五獣神」(守護神)については
日本の多くの文化に行き渡り、
相撲の4色の垂れ幕、鯉のぼりの吹流し、七夕の短冊などにもその面影が残されています。
如何に当時は中国から多くの文化が伝来し日本に定着していたかが伺えますが、
その基本はほとんど「五行思想」と何らかの関係があります。
「五行思想」にある五獣神は、
東に青龍(セイリュウ)、
南に朱雀(スザク)、
中央に麒麟(キリン)、
西に百虎(ビャッコ)、
北に玄武(ゲンブ)が守護神として関連付けされています。
五獣神と方位などの関連付け
木:青龍
赤:朱雀
土:麒麟
金:白虎
水:玄武
これらの五獣神(守護神)はいつどのようにして生まれでしょうか。
一見馴染みのない謎深い形をした生き物に見える五獣神ですが、
こちらは適当に生まれたものではなく、
古代中国の壮大なる宇宙観とロマンが感じられる深い理由があります。
詳しくは、運命は「波」で解ける~第6章~をご参照くだされば幸いです。
運命波学では、それぞれの気質の「元素」としての特徴、
そしてそれぞれの気質が「波」のどの位置にあたり、
それはどのような特徴を示すのかと言うことで気質(=個性)の特徴を示し、
パーフェクト個性学の確立に繋がっています。
そして興味深いことにこの五獣神の特徴も、その人の気質(=個性)に現れていたのです。
記事:god@陽子
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