「ビジネスフェロモン」の存在は否定しようがない存在として過去様々な人と出会い感じ取っている感覚の一つです、ビジネスで相手の方から寄ってくる場合は当たり前のことですが多くは何らかのフェロモンに惹き寄せられていることは確かです。
その一つに「人脈開拓」があげられます、つまり自身のビジネスに有益な人を紹介してもらえるのではないかという期待です、もう一つは「お金」があげられます、事業投資としての資金提供や共同経営等での資金支援での期待です。
最後に「知識・ノウハウ」があげられます、士業の人やベテラン経営者等が持っている経営やビジネス施策に関して何かしらのヒントが得られる期待です、ただ自身がどのように近づいたとしても相手には全てが見極められていると思う方が無難です。
状況やニーズをオブラートに包み本音を言わずに建前だけの話ではどんな相手でも本気で考えてくれはしないでしょう、正直に自身の状況とニーズを話して理解してもらうことが肝要です、それよりもビジネスで成功したいと思うのであれば自分自身が人を惹きつけるビジネスフェロモンを出せる人になることを考えてみては如何でしょうか?
ビジネスフェロモンが自然に出ている人には多くの人が何もしなくても寄ってくるものです、異業種交流会に出かける必要もありません、嫌なSNSで自身を曝け出す事も不要です、強烈なビジネスフェロモンさえ出せるようになれば多くの人の支援を得てビジネスは勝手に回り出すものです。
生き方を陰陽思想と照らし合わせて考えると綺麗に2つの人種に分かれます、この陰陽バランスこそビジネスパートナーとの相性を考えるに重要な事項はありません、例を出して説明します。
・事業を興して仲間と利益を分かち合う人と他者が興した事業に協力して利益を享受できる人。
・何事も自身で物事を考え判断する人と誰かが判断してくれることで自らもそれに乗って動ける人。
・知識を駆使して学問を編み出す人とそれを学び伝えることで利益を生みだして行ける人。
さて、あなたは上記の前後どちら側の人でしょうか?
ここでよく勘違いされるのは後者を「依存体質」と言う人がいます、でも決して「依存体質」などではありません、自ら判断したり構築する能動体質ではなく応用していく受動体質の違いであり個性といえます、ちなみに「依存体質」というのは特定の人がいなければ生きていけない精神的な極限状態を指しています。
話しを戻しますが、もしあなたが前者であれば後者をパートナーや腹心に置きましょう、また逆に後者であれば強いリーダーの下に就けば上手くいきます。
何事もビジネスは陰陽バランスが肝要です、同じ人同士は話しも早く一致する事項も多いのですが一旦拗れた時には収拾がつかなくなります、更には前者同士の場合は利益を損なう「争い」が起こり、後者同士の場合はそれこそ利益を生まず責任のなすり合いに至る場合があります。
ビジネスで成功したければ陰陽バランスをどの関係においても念頭において思考することが成功法則の一つです、例外としてどちらにも立てる自己陰陽バランスの取れた人が存在します、この人はどちら側の人として存在しても上手くやれます。
更には自己陰陽バランスの取れた者同士が組んだ場合には臨機応変に相手に状況に合わせてトータルでの陰陽バランスを取り、アクセルとブレーキがダブルで備わる最強のビジネスパートナーとなります。
私はよく「経営者はプラス思考ではなく前向き思考が肝要」と話しています、前向き思考とプラス思考は何が違うのでしょうか、そこで2つの思考の違いを述べたいと思います。
まず「前向きな思考」とは見ているビジョンを指しています、「前向き」ですから見ている先は未来です、終わってしまった事を肯定したうえでその後にどうするかを思考することです。
逆に「後ろ向きな思考」とは見ている先が過去、つまり終わってしまった事を何時までも反省するもなく悔み考えることを言います。
「前向きな思考」は失敗を失敗で終わらせません、失敗とは一過性の事象であり確かにそのままにしておけば失敗が失敗として確定してしまいます、しかし失敗を未来において見事にリカバリーすれば失敗ミスした事によって生まれた善事で失敗を帳消しにできるどころか大きな利益も生みます、まさにこれが「失敗は成功の基」ということです。
対して「プラス思考」とは自分の心の置き方の問題であり「プラス思考」は何事も良い方に考え逆の「マイナス思考」は悪い方に考えることを指しています、言い方を変えると「プラス思考」ほど実は自己都合な思考は無いのです、経営者は起きた事は自己都合ではなく正確に把握しなくてはなりません。
成功する人は「マイナス思考の前向きな人」でなければならないと私は確信しています、つまりそれを行うことによって起きうる最悪な事まで想定しておき未来を見て悠々と推進できるからに他なりません。
想定外な事が起きても常にリカバリーを心がける、経営者はこれが肝要なのです、逆に成功しない人は「プラス思考の後ろ向きな人」です、これに関してはもう説明は不要ですね。
話は実に上手くできるのに文章を書かせると相手に伝わらない脈絡がなく表現下手な人を多々見かけます、何故話しではスラスラと上手く伝えることができるのに文章はまるで駄目ということが起きるのでしょうか、これは話すということと書くということは全く異なる能力だからです、つまり使われる脳の領域が異なる為に起きるのです。
話す行為は必ず相手がいます、つまり相手の表情や反応を見て自分の設定したゴールに誘導していく能力が求められます、この能力は「ネゴシエーション」であり交渉能力です、相手の反応で言い直しや迂回会話などが自由に且つ有効に機能します。
対して文章を書くという行為は相手がその場にいません、つまりその場の反応での言い直しも迂回も一切機能しません、文章表現だけで相手にこちらが言いたい事を全て理解してもらわなくてはなりません。
この相手に正確に伝える文章を書く能力を「リテラシー」と言い頭の中に在る断片情報を見事に分解再構築し的確な記述によって表現することができる能力です、ただし単純に上手く文章を書く能力を指して「リテラシー」とは言いません、ここを誤解しないように願います。
物事の説明は文章化できても自分の考えや方針を文章化できない、これが「リテラシー能力欠如」という状況です、経営者は事業計画書に始まりパンフレットやホームページ、またメールでの相談や交渉など実に多くの文章表現を求められるシチュエーションが存在します
文章表現が下手な人は経営においてはメールなどで誤解されたり、誤った情報が相手に伝わるなど致命的な事態になることすらあります。
リテラシーは鍛えることは難しい先天的な能力の一つですが鍛えるとしたら文章をたくさん書いてそれなりのノウハウを身につける以外にありません、特にブログは誰が読むか解りません、つまり下手な事は書けませんから 端的に相手に伝わる文章を書くようになります。
ビジネス書籍などで「常識の中に答えは無い」的な表現が使われることが多いのですが、それはいったい何を指しているのでしょうか?
常識とは「既に目の前に存在するもの」に基づいている思考です、現状打破の変化を考えた場合にヒントどころか新しい何かを生む障害にさえなることが多々あるものです。
例えば現時点で消費者が充分満足している商材と同類の商材を新たに市場に投入したところで見向きもされません、これは新規性欠如による感動がないからに他なりません。
起業家は他者と同じことをしていては存在感を出せないばかりかサービスや商材が売れる可能性も極めて低くなります、如何に誰も言わないけど足りないと感じているものを見つけ出し、それを事業として立ち上げ早期に資金投下してイニシアティブを取れるかが成功への近道となります。
ただし「ふと考えた」小手先のアイデア程度の奇策は短期間しか通用しません、表示方法を変えたところで「顧客目線」に適っていなければ見向きもされません、事業とは変わりゆく時代の先にある「目線と感動」に素早く気付き瞬時に対応することで消費者の心を掴み安定した成長と収益が得られるのです。
「常識」とは現在消費者が見ている目の前のものでしかありません、したがって「常識を覆す」とは消費者の見えていない「欲求」に気付き「感動」する方法で提供できること、これが起業家が成功する方法なのです。