2023年10月23日 09:00
ビジネスでもプライベートでも常に行動を共にしていると知らないうちに相互に依存し合う関係になっていることがあります、これは意識するしないは関係なく結果的にそうなってしまうのが世の常であり特別なことではありません。
そして依存関係は互いの存在・能力・経済的要素を失うことの損失ばかりを気にして互いにリスクを持とうとしなくなる傾向があります、これも意識するしないにかかわらず自然にそう傾いていくので当然自覚もありません。
そこで依存体質の悪しき側面に気が付いて相互に自立の道を選択するという勇気と覚悟ができ軌道修正を始めると、今度は不安とは裏腹に実に見事な共存関係が生まれるようになります。
共存関係は依存し合うのではなくて自身の為に協力し合うことで相互に成長できる極めて理想的な関係になります、建前の「相手の為」ではなくて「自身の為」と素直に考えることが結果的に相互に相手の為になり自身にも恩恵が返ってくるのです。
これが例えば社内の役員と社員間、パートナー間に生まれると本当に何があってもぶれない強固な組織ができ上がります。
依存し合う関係から一皮剥けた自立した大人の関係である共存関係、これが確立するとあっという間に利益が利益を生む強い組織へと変貌するのです。
文化の異なる独立国家が共存するユニオン国家、それはユニオン国家内で経済を回せる理想的な組織の在り方なのかもしれません、企業で同様のことを行うことを目的としたのがホールディングカンパニーであることは言うまでもありません。
そしてビジネスもプライベートも最も重要なこと、それは相手に妙な気遣いをするのではなくて自身が幸福を感じることを素直に考え正直に伝え行動することです。
真の信頼関係には「建前」も「名分」も不要です、自分を素直に出して付き合える人、これが真の信頼関係を築ける人です。
成功するには真の信頼関係を構築できている人が少なくても1人、理想的には3人は確実に必要です。