2024年4月16日 09:00
突然ですが現在世界中に国をあげての「ペット保護」の活動が見られます、その多くはボランティアによるもので私の住む東京都豊島区でも行政とボランティアが一体となって「地域猫運動」が行われています。
多くのボランティアが、地域に住む猫を一旦保護して動物病院で去勢手術やワクチン注射などをさせて解放しています。
人間と野生化したペットが一つの地域で平和に共存できるようにする、これらの活動は是非とも日本全国に広まれば嬉しいと思うばかりです。
犬猫に関してはこういった地域主体の運動が日本中で盛んに行われるようになっていますが、その他のペットに関してはどうでしょうか?
例えば熱帯魚などの魚類や鳥類・爬虫類・昆虫類、これらは逃げ出したり思いの外大きくなって扱いに苦慮した結果、また高価な餌を買う事ができなくなった経済的な理由や引っ越しなどで捨てられていきます。
これらの捨てられた日本在来の種ではない魚類・鳥類・爬虫類・昆虫類は外来種であり、在来種を滅亡させ自然生態系を破壊しつつあります。
川では昔は常に見ることができたメダカやタナゴ、また淡水に生息する貝類はほぼ全滅状態です、その結果ホタルやイトトンボの数も減少し今や日本古来の魚介類や昆虫など多くの種が絶滅の危機に瀕しています。
鳥類や爬虫類も同じことです、日本の自然では環境が違うため生息できないと思われていた鳥類や爬虫類が都会のあちこちで捕獲されています。
動物は環境に応じてどんどん進化していきます、またそれによってこれまでの自然に生息していた種の生態系も変わってきます。
犬猫だけではなく他の多くの捨てられていくペットの保護、これはその動物の命を守ること以上に日本の自然や生態系を守り人間を守ることに繋がっていくのです。
アメリカでは下水の清掃作業員がワニやカミツキガメに噛まれたニュースなどは毎年のように流れています、とは言え悪名高い外来種だって在来種と同じ命ある動物です、人間の勝手で持ち込まれた命をまたぞろ人間の都合によって捕獲して命を絶とうとしている事実、テレビの某番組を観ていてやるせない気持ちになります。
在来種の命は大切でも外来種の命を粗末ににしてもいいのでしょうか、罪なのは外来種の存在ではありません、まずは有害な生物を持ちこまないことです、さらには得てしまったペットは責任を持って最後まで世話をして命をまっとうさせてあげること、そしてどうしても捨てなければならない事情がある場合はそれを保護する方法を考えることが重要になります。
ということで、将来の私の基地である理想郷にこういった外来種が平和に暮らせる環境を作ってあげたいと思うのです、勿論逃げ出さないようにすることと自然災害を想定して流れ出ることなどが起きない安全策も講じます。
魚類や水性爬虫類は池の外には出ませんから自然環境から安全に隔離することができます、洪水などで流れでない山地を購入してそこに人口の池などを作り理想郷の施設の一つにすればいいのかもしれません。
もしくは在来種が絶滅してしまっている沼や池のある場所に施設を作るかです、私が元気なうちに是非成し遂げたいと思うのです。