2024年3月12日 09:00
80年代にはどの街にも存在していたオーディオサロンですが最近はネットで調べても見当たりません、ズバリオーディオサロンは儲からないビジネスの極みだと思います。
オーディオサロンとは実際に自身の部屋でくつろぎながら音楽を楽しめるような空間を用意して、試聴したい機種を繋いでもらいコーヒーなどを飲みながら音を確認したうえで購入してもらうというビジネスです。
したがって高級なリファレンス機材含めた設備投資がまず巨額になることと、更に人件費を含めた維持費が半端無く出て行きます。
したがってどのサロンも高級ハイエンド製品に絞った展開をせざるを得ません、月に100万円以上の製品を10セット売ればペイするというくらいの気持ちでなくてはできないビジネスなのです。
そんなハイエンド製品を求める人はそうはいません、したがっていつの間にか廃れてしまったビジネスです。
では経営自体が赤字でも存在意義を持たせたらどうでしょう、例えばビジネスではなくて自分のオーディオルームとして機能させ更に他者も利用できるオープンなオーディオ空間にするのです。
これなら継続して維持することができます、しかしせめて家賃や電気代くらいは稼ぎたいです、そこで中古オーディオ関連の別事業のアンテナショップ的な意味を持たせたオーディオサロンを考えているのです。
それであれば別のオーディオ関連事業での利益の為のサンクコストとして割り切ることができます、ビジネスと道楽の融合によって愉しみながらもどこかで利益に繋がっている、こういう状況を生ませることが私流の造語である「道楽ビジネス」というものです。