2024年1月16日 09:00
オーガニックや土壌改良などを研究していて「食物リサイクル」というテーマに辿りつきました、レストランやコンビニのお弁当などの売れ残りは廃棄されることはご存じかと思います、これは最終的には他のゴミと同様に焼却処分となります。
これがアジアの国々ではどうするかというと鶏や豚などの家畜の餌にするのです、その為に割り箸や竹串などは家畜が誤って食べて怪我をしたり死に至ってしまうことから一切使用禁止となっています。
コンビニのビニールやプラスチックの入れ物なども廃棄する際には綺麗に分別します、こういった取り組みはかなり昔からで食料自給率アップにも繋がっているのです。
ちなみに日本の食料自給率は50%に達していません、これは肥料や飼料を輸入しているためで、肥料や飼料が輸入で育った野菜も家畜も自給率に反映されないというルールのため例え国産でも自給率が上がらないのです、ということで日本でもこのような取り組みができないのだろうかと考えているのです。
オーガニック農家の肥料の多くは鶏糞か豚糞を最低でも半年以上醗酵させたものを使います、つまり人間~家畜~野菜を通した食物リサイクルを作ることで食料自給率が上がり健康的な食品が採れるという全てにおいて理想的な環境サイクルが生まれると思うのです。
これは日本でもほんの一部の地域で試験的に施行し始めています、地球の生命体は誕生以来食物連鎖によりそれぞれの生命体の種の保存が可能になっています、人間の誕生によってこの自然の摂理と秩序が崩壊しました。
地球本来のエコシステムである食物リサイクル、ここに農業の本来の在り方が隠されているような気がしてならないのです。