2023年9月12日 09:00
新型コロナウイルスのパンデミックがきっかけとなり、昨年から世界中で化粧に関する価値観の大変革が起きています。
その変革の代名詞が「スキニマリズム(skinimalism)」で、解りやすい表現をすると「すっぴんに限りなく近い自然な健康肌」となります。
ニキビや肌荒れなどを隠そうとするのではなく、それも含めて個性として受け入れて健康肌を保つことを優先した化粧法なのだといいます。
マスク着用で一気にブームになり、世界中の女性が突然のように同時多発的に意識し出したメーク法です。
肌健康に良い天然素材の石鹸で顔を洗い、うっすらと天然素材の美容液やクリームを塗る程度で毛穴や皮膚腺を塞ぐファンデーションは一切しません。
目周りはアイライン程度、唇は薄い色が付く程度のリップクリームで唇の乾燥を防ぐのを目的に施すだけという実にシンプルな化粧法なのです。
面白いのはニキビや肌荒れなど、このスキニマリズムの継続によって改善されていくという好結果を齎すのだそうです。
さて、この突然の「スキニマリズム」の台頭により化粧品メーカーはこぞって新商品を出し始めてきていますが、世界の化粧品業界から一歩遅れているのが日本の化粧品メーカーです。
代わりに、ナチュラル美容を打ち出して商品開発をしてきた小規模な手作りナチュラル化粧品メーカーは今後大きなチャンスが回ってくることが予想されています。
新型コロナウイルスパンデミックにより、どの業界もこれまでの長期安定時代が終焉し誰もがチャンスを掴める混沌の時代へと突入していきます。
現在存在しているあらゆる業界の有名大手企業は全て、こういった混沌の時代に誕生し急成長を成し遂げてきた企業です、誕生当時はどこも僅か社員数名の極少企業だったのです。
安定期には新たな企業は生まれてきません、何かによって価値感が大きく変化する混沌の時代こそ次世代の有名大手企業が生まれてくるのです。
美容と健康に興味がある人はじっくりと研究し、これまでに無い化粧品を開発してみるのも一考の価値があると思います。