2024年9月30日 08:00
波の話し-5
ところで、地球に存在する「空気」はなぜ、地球に留まっていられるのでしょうか?
その答えはそれぞれの気体には重さがあるからです。
その重さが地球との重力バランス(引力)によって留まっていられるのです。
地球よりも軽い火星は質量が小さすぎて大気を留めておけません、したがって大気はほとんどないのです。
ただ、同じように地球よりも若干小さな金星は酸素こそ少ないのですが、風が起こっている現象が観測されており少なからず大気(ガス)があることが認められています。
この気体の重さ、つまり「空気」に質量が有ることによって多くの現象が起きます。
一つは突風などの早い空気の流れで、家などは破壊され木々は押し倒おされます。
これは「空気」に重さがある証拠です、従って速度と質量とによってエネルギーが生まれます。
またこの質量によって粘度が生まれ、結果摩擦が生じます。
鳥や飛行機は、この「空気」の摩擦を上向きの浮く力である揚力に変え空を飛べるのです。
人間も走ると押し戻されるような抵抗を感じます、これが「空気」の粘性故のもので無色透明で何も無いように思っても、普段と違う特別なことをした時に「空気」はしっかりとその存在感を示すのです。
「波=空気」は、全ての気質に対して大きな影響力を与える陰陽でいう「陽極に在って陽極まる」存在そのものです。
全ての存在に影響力を与える「波=空気」に対局する「土=培地」は、全ての存在から影響される「陰極に在って陰極まる」存在です。
運命波学的な見地では、この2つの両極の性質は他の気質にも極めて大きな意味を持ちます。
最後に、「波=空気」が他の気質に影響力を持つ根拠を示します。
「波=空気」が無ければ、「木=生命体」は生きることすらできません。
「火=反応」は、「波=空気」が無ければ燃焼できずに生まれることすらできません。
「土=培地」は、「波=空気」がなければバクテリアや微生物が生きられずに荒廃し草木も生えません。
「水=液体」は、「波=空気」の結晶と言うべき存在です、「水=液体」はそもそも「波=空気」から作られ地球上に存在しているのです、そして「波=空気」が無ければ淀み腐敗して行きます。
「金=金属」は、「波=空気」が無くても存在はできます、しかし「金=金属」としてのその価値は「波=空気」によってもたらされています、そう「金=金属」としての価値は何物が見出し使うのかを考えれば判るでしょう。
また「金=金属」を輝かせる事も錆びつかせる事もできるのは、「波=空気」の存在なのです。
<完>