2024年9月 9日 08:00
木の話し-4
「真核生物」から葉緑素を体内に取り込んで、外気である二酸化炭素から炭素成分を取り込むことで成長させようと進化したのが植物です。
また、動物はもっと積極的で、それまでの「真正細菌」などの天敵であった細胞を破壊してしまう毒素である酸素を逆にエネルギー代謝の媒体として活用できる機能を獲得しました。
面白いことにこうして一つの祖先から分かれた動物と植物は互いに互いのエネルギー元を補填し合うという陰陽の関係になっているということです。
つまり植物は二酸化炭素を取り込んで酸素を吐き出し、動物は酸素を取り込んで二酸化炭素を吐き出しているのです。
動物と植物は発祥の時から1つの生命体から生まれ、2つで一つの陰陽の関係を保ちながら進化を遂げてきた生命体だったのです。
人間も自然に触れたり、多くの花や樹木を身の回りに置くことで癒されるのは至極当然の事なのかもしれません。
陰陽の地球最後に誕生した2つの生命体、この関係は2つに別れた瞬間に、それぞれがそれぞれの役割を担い、それぞれの種の保存の協力など共に共栄共存するという切っても切れない深い関係で結ばれています。
この関係については、海藻と魚類、花と昆虫、果物と鳥類やげっ歯哺乳類との関係などに多々見る事ができます。
さてこのように動物と植物は切っても切れない関係にあるのですが、共通する性質が見て取れます。
それは恒常性機能の一種なのですが、予めDNAによって生まれ持って形が仕組まれていると言うことです。
<続く>