2025年9月 5日 09:00
別館の壁はほとんどがクロス(壁紙)です。
前住人の方は室内で猫を飼っていたようで、数ヶ所に猫のひっかき傷があります。
改修初期は引っかかれている部分が隠れるように下半分を部分補修することでしたが、きれいに杉目板が張られていく母屋をみていた代表は、
「別館のクロスは全部変えよう!!」
と、突然、方針転換です。
部分補修の範囲をあれこれ検討していたところでしたが、白紙です。
慌てて、材木屋さんにクロスのサンプルを持ってきてもらい、リビングで代表にクロスのデザインの確認をします。
「木目!!」
代表のイメージはログハウスなのですから、当然です。
材木屋さんが代表に、
「天井はいかがいたしますか?」
と確認します。
「同じ!!」
即答です。
「え~~~!! 同じって、天井も木目ですか?」
「そうだよ!」
と代表は軽く回答。
「ほかの部屋は?」
「同じ!!」
材木屋さんは
「気持ちいい~~~!!!」
と、驚きとともに満面の笑み。
一般の方は、この部屋の壁紙は薄いブルー、こっちの部屋はピンク、あっちの部屋は花柄・・・。
と悩んだ挙句、小さいサンプルではわからないと言い出し、大きいサンプルを持ってきて、やっぱりこっちがいい、あっちがいい・・・。
実は、このクロスのデザイン決めはとても時間と労力がかかります。
さらに、天井はほとんど白になるのですが、この白も曲者でデザインがたくさんあります。
石のようなデザイン、少し立体感のあるデザイン、花柄のデザイン・・・。
また、悩んでしまい、最後には、
「お薦めはどれですか?」
「・・・」
そんなお客さんばかりなので、代表の
「壁も天井も床も全て同じデザインの木目!!」 で 瞬決
を目の当たりにした材木屋さんはとても気持ちがよかったようです。
※床を木目にしたのはサニタリーとトイレですが、クロスでは強度が弱いので、少し濃いめの木目のクッションフロアを張ります。