2024年8月28日 09:00
ビジネス百戦錬磨のベテランでも顧問などに相談やお願いをしなくてはいけないときは多々あります、その際に重要なのは話す内容を1つに絞るということです。
あれもこれもと相談しても相談者は内容を理解するまでに時間がかかってしまいます、何を望んでいるのか何が優先なのかが解らず相手も回答をズバリとできなくなります。
1度の面談では1つの話し、これが有益な回答を得る方法です、勿論メールでの相談も同様であることは言うまでもありません。
複数の相談が有るなら優先順位を付けて一つ一つ順次行っていくのが効果的です、また株主や金融機関などへの相談も同様に都度タイムリーに一つだけ行うことが肝要です、貯めておいて一度に行うのは相手の事情を全く考えない自己都合を優先する人だと烙印を押されてしまいます。
都度時間を取らせるのは失礼だと考えるのは自分擁護の自己都合丸出しの思い込みでしかありません、相手にとっては都度行う方が日々の流れの中で処理できるのでストレスは無いのです、小さい事もまとめられれば解決にまとまった時間を取られるために大きな負担と感じるのは必然のことです。
「処置を遅らせた時間は期限の損失」というビジネスで最も大きなマイナス事項を喜ぶ決裁者はどこを探しても皆無です、この遅らせた期間に事情が変わり小さな問題も大きな問題に発展している可能性は否定できません、判断を遅らせるほどビジネスで大きなリスクは他に無いのです。
「相談はタイミングよく」、「オファーは一つ」という約束は、ビジネス全般における基本中の基本事項であり社会人教育では最初に教えるルールです、経営者であれば当然のこと心得て実践していなければならない事項です、社員は経営者の背中を見て学んでいるのです。