2022年12月12日 09:00
「私には敵はいません」と豪語する人がいます、ところで敵がいないというのは自慢することなのでしょうか。
そもそも敵とはなんでしょうか、辞書によると「戦わなければこちらが滅ぼされる可能性のある者」とあります。
つまり、敵が意味するものは相手から見るとこちらは脅威の対象になっているということです。
ということは逆説的に考えると誰にも脅威を与えることができない、つまり相手にされていない人が「敵がいない人」ということになります、これは何を意味するかというと「どうでもいい人」ということになります。
昔から「デキル男には7人の敵がいる」とも言われます、敵の1人や2人いて当然、それだけ存在感を示し実力が備わっているという証拠なのです。
また、敵という存在は第三者との戦いを避ける意味では時と場合によっては最強の味方にもなります、つまり敵の多い人というのは実は強い味方も多いのです。
逆に敵がいない人は強い味方もいません、そうです「どうでもいい人」だからに他なりません。
敵を好んで作る必要はありませんが敵が現れたといって騒ぐ必要もないでしょう、敵が現れたということは自分の成長を認められた証拠です、あとは対処を誤らなければ場合によっては強い味方になってくれるでしょう。
逆に強固な味方だと思って慢心し横柄な態度を取っていると、それこそ「最強の敵」を作ることになります。
こちらの戦略も内部事情も全て把握している「最強の敵」、それは今の身内に他ならないのです、ここをよく理解しておかなくてはなりません。