時事ニュース 2024 vol.11
IoTのサイバー対策に対しての認証制度が誕生 2024.3.15
※この記事では、世界のIoTに関連する時事ニュースを取り扱っています。
経済産業省は、IoT機器のサイバー対策を認証する新制度を始めると発表しました。
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/sangyo_cyber/wg_cybersecurity/iot_security/pdf/20240315_1.pdf
現在のIoTによる通信はセキュリティに課題があり、IoTに対するサイバー攻撃が増加しており、認証を取得していなければ公的調達に参加できないことになります。
認証はIPAが担当し、レベルが1~4までになります。
来年度から始まり、サイバー攻撃に対するIoT製品の安全性を向上させていく狙いがあります。
特に映像現場へのサイバー攻撃が増加の一途をたどっているので、
それらに歯止めをかける政策となっています。
時事ニュース 2024 vol.06
低消費電力かつ長距離のデータ通信を実現する 新型STM32 SiP 2024.1.22
※この記事では、世界のIoTに関連する時事ニュースを取り扱っています。
STマイクロエレクトロニクスが、STM32WL55JC*ワイヤレスSoC(システム・オン・チップ)をベースとしたプログラム可能な長距離・低消費電力IoT向けSiP(システム・イン・パッケージ)モジュール「STM32WL5MOC」を発表しました。
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LPWANワイヤレス通信の簡略化、高速化、および高効率化を実現するとともに、遠隔メータ、モニタリング、およびスマート・センシング機器の部品コスト削減と開発期間短縮に貢献します。
RF設計の期間短縮や、小型化、回路レイアウトの簡略化に貢献し、経験豊富なエンジニアによる複雑なRF設計におけるコスト削減や、認証にかかる時間の削減が可能です。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001351.000001337.html
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STM32シリーズは多くの産業機器に導入されているチップで、その無線部分を含んだSoCが発売されました。
もともと無線込みのチップは有りましたが、今回の新製品は長距離・低消費電力IoT向けSiPということだそうです。
既に量産が開始されており、価格も3000円/個以下になっている。
無線部分は電力も消費するし、開発コストや部品コストも高くなるのが一般的なので、こういった製品の出現は大歓迎ですね。
時事ニュース 2024 vol.05
産業用RZ/Gシリーズの第3弾、低消費電力MPU 2024.1.16
※この記事では、世界のIoTに関連する時事ニュースを取り扱っています。
ルネサスで好評の産業用チップRZ/Gシリーズの第3弾、「RZ/G3S」が発売されました。
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IoTエッジデバイスやゲートウェイ機器に向けて「RZ/G3S」を発売、量産を開始しました。
IoTエッジデバイスには、低消費電力化や、高速通信への対応、セキュリティの強化などが求められており、新製品はこれらのニーズに応えるために性能と機能を強化しました。
低消費電力化に対しては、10µWの極めて低い待機電力と、Linuxの高速起動を両立しました。
https://www.renesas.com/jp/ja/about/press-room/renesas-launches-rzg3s-64-bit-microprocessor-enhanced-peripherals-iot-edge-and-gateway-devices
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間欠動作の多いIoT機器向けに、超低消費電力化を実現した製品になります。
メインCPUは1.1GHzのArm® Cortex®-A55コアで、サブCPUに250MHz 動作のCortex®-M33コア×2が載っています。
RZ/G3Sは、急成長する5G IoTやギガビットWi-Fi 7ゲートウェイ市場に向けた次世代の製品とのこと。
これからいろいろな産業機器で使われていきそうな仕様です。
価現時点では3000円/個前後なので、前RZ/G2シリーズと比べても遜色ない価格設定になっていますね。