2024年11月 8日 07:00
ヤマハから「サウンドシャワー」という名の商品が過去に発売されたことがあります、この言葉を最初に聞いたとき「音楽をシャワーを浴びるように全身で感じるオーディオか?」と思ったのですが全然違っていて浴室で使用可能な防水オーディオだったというオチでした。
この言葉が頭から離れずに何時かは全身で感じる、まるでシャワーを浴びるように音楽を全身で感じるオーディオ装置ができないかなんて考えているのです。
間接照明が刺激がなくリラックスできるように、間接音響もきっと心地良いと考えるのは極自然の思考です。
BOSEは「空間和音」という言葉を編み出し、空間で合成される音を最終的な音色としてスピーカー作りをしているオーディオメーカーです。
何かBOSEの空間和音での音作りにヒントが在るように思えるのです、例えば暴風雨の際の重低音域の音圧(風圧)は半端ではありません、身体が飛ばされるほどなのですから。
こんなにも物凄い音圧(風圧)でありながら耳には大きな音として感じません、これが音の空間合成作用により耳に聞こえる周波数が複雑な位相の合成によりキャンセルされて、合成されない重低音域だけが残るので身体が飛ばされる程の音圧(風圧)でもうるさく感じないのです。
こんなところに何かヒントが隠されているように思います、「サウンドシャワー」という発想を考えているだけでワクワクします。
中高音域はしっかり聴き取れているにも関わらず、ベースやバスドラの音で身体が揺れ髪の毛が飛ばされる、何か面白くないですか?
ということで現在間接音響の各種実験を日々行っているのです、面白かったのがスピーカーを壁に向けて間接音で聴いてみたときのことです、これが絶妙で体験したことの無い音場を作りだしました。
12帖ほどの部屋なのですがまるで大きなホールで聴いているかのような音響効果が出たのです、そして離れても横に移動しても音場がほとんど固定化しているのです、これはもしかして面白い装置が作れるかもしれません。