2023年11月 6日 07:00
みなさんはオーディオのブランドをあげてみて下さいと言われたときに、名前をあげるトップ3ブランドは何でしょう?
私の世代の人であればスピーカーでは圧倒的にJBL・タンノイ・アルテック・ダイヤトーンなどで、アンプで言えばマッキントッシュ・マランツ・アキュフェーズ・ラックスマンなどではないかと思うのです。
ところが若い人に聞くとBOSE・ソニー・パナソニック・パイオニアなどの名前があがります、時代が変わるとその時代に代表されるブランドも変わってくるのだなと実に興味深いです。
ところで国が変わるとこれも面白い結果となります、例えば現在ヨーロッパで日本のオーディオメーカーをあげてもらうと、日本ではあまり名前があがらないオンキョーやヤマハの名前があがってきます。
アメリカではティアックやナカミチなどです、昔のテープデッキ時代に世界を一斉風靡した日本のオーディオブランドがいまだにあがるのです。
またアメリカでのオーディオマニアへのアンケートで最も名前があがったブランドはB&O(バングアンドオルフセン)というデンマークのオーディオメーカーで、2位はアメリカのBOSE、なんと3位は日本のナカミチだったのです。
現在ではアメリカにおいて最もブランド力を誇るのはクリプシュやBOSEであり、JBLやマッキントッシュは過去のメーカーになってしまった感があります。
また日本のメーカーなのに日本ではあまり人気がなく海外では大人気を博しているのがオンキョーやケンウッドです、東南アジアではソニーがいまだに根強いです、日本では見かけない海外バージョンの製品が至る所で見ることができます。
時代や国が変わればブランドも変わる、その時代や地域に根付く価値観とは本当に面白いです、何故そのブランドなのか、時代とその地域の文化と合わせて考えると納得する答えが見えてくるのです。