2024年9月30日 10:00
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2024年9月25日 10:00
AIとは人工知能であることは既にご存じのとおりです、ただ一言でAIといってもその精度や用途によって無数のアルゴリズムが存在しています。
最も簡単なAIアルゴリズムはDB(データーベース)を駆使した記憶&比較方式というものです、決められた手順によって入力された言葉や数字をどんどん記憶していきます、その記憶した言葉や数字が再び使われたときに過去に使われたという意識を持たせます。
回数が多いほど重み付けを更新していき使われるタイミングなどを予め予測するというものです、更に高度になると「A+B=C、A+D=C」という式から、教えられていないB=Dという紐付け思考ができるようになります。
ここまでくると人間の5歳児程度の知能を持ち自立してそこそこの推測行動もできるようになります、もっと高度になると過去の経験から自発的に予測行動ができるようになります、ここまできてようやくAIロボット(ヒューマノイド)と呼べるレベルに達してきます。
ここでよく使われる言語解析手法が階型理論というラッセルが提唱した文章分析方式が有名です、また学習能力という事項に関しては能の記憶構造を人工化したディープラーニングという手法が現在主流になっています。
さて本題ですが私が取り組んでいきたいAIは前述のようなヒューマノイドAIではなく一連の流れの延長線上に在るデータの動きを未来予測できるAIです、これをブロックチェーンで構築できないかと試みているのです。
最も最適なターゲットは株や仮想通貨のアービトラージ(裁定取引)だと考えています、アービトラージとは取引所間の時間差による価格差を利用した売買方法です。
例えば金融商品の今現在の価格が取引所Aでは1万円で取引所Bでは9000円だったとしましょう、それを自動で検出して取引所Aで売って取引所Bで買い戻せばそれだけで1000円の利益が出ます。
ただこれでは人間が行う取引を自動化しただけです、私が考えるアービトラージAIとはとんでもない事を実現させようとしています。
詳細は話せませんが、解りやすく言うと世界中に存在するそれぞれの取引所の明日の最高値と最安値が今解ったら凄くないですか、つまりは未来の取引を今現在行えるということです。
「金融商品の取引は全てが指し値で行われる(成り行き注文は、複数の指し値注文に分解されます)」、「売りと買いは価格と売買数が一致したものから取引が成立する」(これを売買の「板」と呼びます)、「価格変動と取引高の関係には一定の法則がある」、こういう基本事項をすべて理解して逆手に取れば見えないものが見えてくるのです。
それをトレーサーという専用のプログラムを構築して世界中の取引所からリアルタイムで取引データーを取得しDBに蓄積していきます、この蓄積されたデーターを基にプロット分析(特徴的な数値を抽出して、統計的に個性を導き出す)してアルゴリズム化(計算式に置き換える)する、それがAI化の第一歩です。
「他者がやれない事をやる」、IT業界で存在価値を示すには極めて重要な事項だと考えています。
予測AIには高速性を追求する目的でこれまでにない斬新なアルゴリズムが重要になってきます、その意味においてブロックチェーン技術は極めて予測型AIとは親和性が高いと言えます。
表面的にはAIによるアービトラージですがその裏に在るシステムはブロックチェーンを駆使しているのです、IT事業の戦略とは見えている事実や見せている事実とは裏腹に見えない部分の別の深い次元に存在しているものだということです。
投稿@伊東久雄
2024年9月18日 10:00
国連という公の場でのヒューマノイドAIのスピーチと質疑応答の話題は記憶に久しいものとなりました、日本政府においても現在実用を目指しているのが国会答弁の原稿執筆をAIライターに行わせようとするものです。
何度かの実証試験を繰り返していますが精度はかなりのところまできていることが公開されました、それによれば曖昧な表現や言い回しでの質疑以外ではほぼ完ぺきに回答を自動作成するところまできています。
冒頭の話題では国連でスピーチしたヒューマノイドAIにイギリスの記者が「AIは人類の脅威になるか?」との質問に、「AIは人類を滅亡させる」と回答したことは大きな話題を呼びました。
昨今では将棋や囲碁でもAIがプロを相手に連勝記録を伸ばしています、AIが記事を書くのはこれらに比べれば大きな問題とはなりません、ただAIライターの歴史がまだまだ浅いだけということなのです。
3年前にはAIライターが書いた小説が芥川賞の一次審査を通過したというニュースも流れました、AIライターが文学賞を受賞する日もそう遠くないのかもしれません。
そんなAIライターの出現は多くの人間の職を奪っていきます、少なくても企業のホームページやパンフレットなどのセールスレターやキャッチコピーは既に実用段階にまで達していますし新聞記事も何ら問題なく作成するようになります。
もっと凄いのは漫才のネタまで作成できるAIが誕生していることです、つまりAIとはこういう特性のシステムだということを理解しなければなりません、その芸人の芸風を活かしどんなストーリーが笑えるのかという事項まで学習していくのです。
AIライターは使う人の癖や個性を学習していきます、したがって同じシステムでも利用者によって個性が生まれてくるのです、ここがAIライターの凄いところなのです。
つまり自分のゴーストライターを簡単に作り上げることができるのです、個性が確立されたAIなら1時間以内に書籍一冊分の初校を書き上げるでしょう、オウンドメディアへの投稿ならテーマを与えるだけでたったの数秒でどんどん書きあげてしまうのは言うまでもありません。
英語などの言語の自動翻訳では低機能版であれば無料で使えます、企業が使う世界情勢や専門用語まで定期的にバージョンアップし瞬時に翻訳できるプロフェッショナル仕様でも数十万円で手に入れる事ができます。
企業の設備投資としては、社員の1ヶ月分の給与の範囲は投資という金額ではありません、AIライターに自動翻訳機能が付き誰でも簡単に手に入る時代は直ぐそこまで来ています。
ただAIライターにはどんなに技術が進んでも一つの大きな欠点が存在しています、少なくても人間らしい感情表現や曖昧な言い回しや特定の人を対象にした表現などではありません、これらは既に克服されつつあります。
AIとは一つのアルゴリズムによって基本ロジックが構築されたITシステムです、つまりアルゴリズムの欠点そのものがAIの欠点となりそのまま反映されてしまうのです。
ここで重要なのがAIは何から学習する情報を得ているかということです、AI技術の発展と共に大きくクローズアップされるのが情報やデータということがお解りになるかと思います。
そのデータを保障する伝送路が重要になります、その意味ではAIとブロックチェーンの親和性が研究されています。
また重要なのがその情報やデータの入り口と出口です、その意味ではデジタルマーケティングツールとしてのオウンドメディアとも密接に繋がってくると予想されます。
今後は個性や感情を持ったAIというキーワードが重要で、個人のバイタルデータやパーソナリティデータに研究が集中するようになると考えています、ノウハウや感性といった知的情報やデータがクローズアップされる日もそう遠くないでしょう。
投稿@伊東久雄
2024年9月11日 10:00
AIスピーカーが発売されて久しいですが今や最も売れている情報家電の一つになっています、現在では本格的なAIスピーカーが発売され始め多くの人が既に使用していることでしょう。
またテレビのリモコンなどもAIスピーカー化されているものもあり身近な情報家電として定着していくと思われます、このAIスピーカーとは何物なのかというとパソコンにUSBで繋ぐ小さなオーディオスピーカーのようなものです。
ところがAIという名前が物語っているように付属のアプリケーションをパソコンにインストールするとパソコンがAIロボットに早変わりするのです、そしてマイクから音声を拾い同じようにスピーカーから音声で出力します。
具体的に言うとIphoneのSIRIのように音声で全てが操作できるようになります、高性能なものは音声でブログも書けるようになり英語の記事も自動翻訳して日本語で内容を読み上げてくれます。
更には使う人の癖や何を命令したかなどを学習していきます、つまりしばらく使っていると秘書のように自分の趣向に合わせてくれるようになるのです。
さてAIスピーカーの齎す世界は今後人類をどの方向へ導こうとしているのでしょうか、便利さは行き過ぎると一つの脅威にもなるのです、おそらくAIスピーカー無しでは何もできない自分の力で考えて行動する人がどんどん消えていくような気がしてなりません。
最後に私のアイデアなのですがAIスピーカーとブロックチェーンを上手く結合できないかと考えている昨今です、音声で拾ったデーターと取得した情報とをブロックチェーンで蓄積していくのです、その上で多くの人の情報がクラウドでAI化されると重要な情報価値を共有できるというスキームです。
これからの時代はデーターそのものに価値が生まれる時代になっていくと思うのです、それぞれの人の個性や思考がお金に代わる時代になることを是非ともブロックチェーンを使って実現させたいと思っています。
投稿@伊東久雄
2024年9月 4日 10:00
コンテンツやイラストなどの生成AIがいよいよ商用化され本格的に使われだしてきますが、ここで大きな課題が幾つか発生しだしています、一つは著作権や肖像権侵害の問題でもう一つはヘイトスピーチやポリコネ問題です。
ここでポリコネとは「ポリティカル・コレクトネス(political correctness)」のことで「政治的公正・妥当性適性・正義」などと訳され、性別・国籍・民族・人種・宗教・障害などを理由とした差別や偏見を防ぐ目的で公正中立な言葉や表現を用いる倫理観のことをいいます。
これらを放置したまま安心して生成AIにコンテンツを委ねるわけにはいきますん、特にデジタルマーケティングにおいては致命傷にもなります、現在は一旦生成AIで生成させ、その後人間が再確認する形をとっています。
しかし特にデジタルマーケティングなどは全自動でAIに発信を任せられるのが理想です、ということで生成AIが基とするコンテンツを生成前に自動でチェックするボットが不可欠です、更には生成後に再チェックという二重化が必須でしょう。
これらが解決して本当に安心してAIに任せられるようになると思います、そしてこういう世の中の動きの中には常にビッグビジネスが潜んでいるということが言えます。
投稿@伊東久雄
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