2024年10月29日 11:00
ダンデリオン製品を薄めて使えるか、というご質問をいただきますので詳しくご紹介したいと思います。
ダンデリオン製品は加水してもお使いになれますが、
水を加えれば界面活性を失ってしまう天然の界面活性剤を使用しているため、基本的には薄めないようお伝えしています。
ただ、肌が敏感になっている方、バリア機能が弱っている方、ひどい乾燥に悩まされている方などは加水して界面活性を弱めてご使用していただくことも可能です。
これは市販の敏感肌用・赤ちゃん肌用、といったボディーソープ・ハンドソープなどと同じ原理です。
よくあるこれらの商品はかなり加水がされています。
この加水は界面活性を弱めるためのもので、商品の形状が泡立てポンプ式になっているのはこのためです。
尚、ダンデリオン製品は加水後はもちろん、原液のままでも泡立てポンプでご使用いただけます。
こってりと柔らかいきめ細かな泡立ち感を得たい方は、ぜひそのまま薄めずに原液のまま泡立て容器にお詰め替えてご使用ください。
さて、ダンデリオン製品に水を加えるとどうなるか見てみたいと思います。
白濁し乳白色になるのがお分かりいただけるかと思います。
これは、ダンデリオンの大きな特徴の一つで、オイル成分が石鹸化せずに残っていることによります。
しばらくすると分離していきます。
比較のために、他社の"薄めて使える洗剤"合成洗剤(写真右)と比較してみます。
全体色が薄まり透明感を失わないことが解ります。
家庭用品の品質表示法では、
界面活性剤の種類を「石鹸」と「合成洗剤」の2つに区別しています。
石鹸は薄まれば界面活性を失います。
そのためすすいだ後の肌の上や排水の中では界面活性剤ではなくなっています。
これが、石鹸が肌に優しく生分解が早く川や海の生物にも安全といわれる最大の理由です。
対して、合成界面活性剤には、薄めても薄めても界面活性が残ります。
また加水しても上記(写真右)のように透明感を失いません。
このように、石鹸とその他の合成界面活性剤とは、界面活性の性質がまったく異なるということで家庭用品の品質表示法で区別しています。
"薄めて使える"と謳っている商品は、本来、身体に使う石鹸ではなく食器や機械を洗うための合成洗剤です。
法律的には合成洗剤を「身体に使える」と表示した時点でアウトになるだけでなく、肌が荒れたりすれば製造責任を問われることにもなります。
「"薄めて使える"洗剤は合成洗剤の分類であり、身体に使用すべきではない」と覚えておくと良いでしょう。
以上のことは、
ダンデリオン製品に関わらず、身体に使える石鹸と食器や掃除に使う合成洗剤の見分け方にもなると思いますので、
ぜひご参考にしていただけたらと思います。
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