2024年5月 1日 11:00
野菜に含まれる最も大きな成分は「食物繊維」で、水溶性と非水溶性の2種があり、水溶性は血液をさらさらにしてコレステロールを調整し、非水溶性はいわゆるファイバーで整腸作用があります。
その野菜の中でも特に「香草/香辛料」と呼ばれるものは、野菜本来の成分に加えて独特の成分が含まれており、その成分が独特の味や香りの基となっています。
今回は、その香草の一つである「ミツバ」です。
ミツバは日本各地をはじめ朝鮮半島やサハリンなどに自生するせり科越年生草本で、江戸時代には栽培されていたとされる古くから日本では野菜として食されていました。
ミツバの独特な香りや味は「クリプトテーネン」と「ミツバエン」という成分で、神経を静めてストレスや不眠症を解消したり、食欲増進の効果が認められています。
ミツバは香りを楽しむ野菜としてお吸い物などで食されていますが、カロチンが豊富に含まれており、目や皮膚の粘膜を保護し、視力低下や肌のトラブルに効果が有るとされています。
また鎮静効果があるので、不眠症やイライラの解消にも効果が有るとされています。
更にはミネラルも豊富で、特に鉄分が豊富であり貧血などにも有効です、血液を浄化させますので肝臓にも良いとされています。
お吸い物や鍋などに用いて香りだけではなく成分的にも食したい香草の一つです。
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