2024年7月29日 10:00
人は無意識のうちに「成長したい」と願っています、今できることをもっと効率的にできるようになりたいと思っているし高いスキルを身につけたいとも思っています、人としてステップアップするためには当然の願望なのだと思います。
企業も同じで経営者は今の事業をもっと大きく育てたいと思っているし、たくさんの利益を得たいと考えさまざまな改善案や顧客ニーズを取り込むように尽力するものです、その結果事業は成長し利益も上がっていきます。
さてここで向上を考えても人も企業も「変わりたい」とはなかなか思わないのではないでしょうか、変身願望など確かに違う自分への憧れはあっても自分を変えたいと思う人はあまりいないように思えます、むしろ「変わりたくない」と、どこかで防御線を張っている人のほうが多いかもしれません。
しかし世の中は常に変化しています、しかもインターネットの普及により変化のスピードは加速する一方です、当然顧客ニーズも時代の速さに合わせて変化が速くなってきています。
ここで「成長」ということについて立ち返ってみると成長しきった会社はどうなっているでしょうか、成長しきった結果「老体」になってしまい完全に市場からはじき出されてしまっている感があります。
世界的にも優秀な社員が揃っていた大企業であるにも関わらずこの事態を予測できていませんでした、企業が勝ち残り生き残っていくためには「成長」するだけではダメなのです、時代の変化に対応し常に新しいものを「生み出し」てゆく進化が必要なのです、進化なき人も企業も、成功を望むべきではありません。