2024年4月 1日 10:00
オフィスでのミーティング中に誰ともなく「断捨離(だんしゃり)」が話題になりました、「やましたひでこ」の書籍で有名になった「断捨離」とは不要なものの数を減らして生き方を楽にしようとする知恵のことです。
基本的にはインドに伝わる行法の「断行(だんぎょう)」、「捨行(しゃぎょう)」、「離行(りぎょう)」から由来しています、「断」とは入ってくる不要なものを断ち、「捨」とはずっとそのままにしておいた不要なものを捨て、「離」とは不要なものへの執着から離れることを意味します。
また中国の風水にも同様に「空間浄化」という教えがあり、概念としては「断捨離」と酷似しています、考えるにインドから仏教と共に伝来したのかもしれません。
この「断捨離」はものだけを対象にしているのではありません、人や目に見えない知識や財産なども同様に対象にしています。
つまりは人脈に始まり不動産・銀行口座・各種カード・在庫に加えて事業や特許などの知財まで全てを総括しているということです、この結果において不要な心配やトラブルが激減し本当に自身に必要な事項だけに時間や労力を使うことができるということです。
戦略経営コンサルティングにおけるリストラクチャ手法も実は根幹部分は同様で「一旦ゼロにして必要なモノだけ再構築する」という考えです、これによってコスト削減、業務フローの簡素化による効率アップ、風通しの良い組織の形成等に繋がり高収益体質に改善されます。
賛否両論いろいろあると思いますが経営者にも時間や精神的な限界があります、本当に意義のある事項と人だけに時間と労力と知恵を使いたいと思うばかりです。