2023年12月18日 09:00
年に数回飲んでは語り合う後輩がいます、彼は独立起業して10年以上にもなります、そしていつも酔った勢いなのか大きな夢を語ります。
先日もいつものように大いに夢を語っていました、その間私はあるイメージが頭に浮かんできたのです。
それは一生懸命に田畑を耕す彼の姿です、次の瞬間のイメージは酷なことですが種を撒いて芽が出る前に田畑は荒れ放題でいつの間にか雑草に覆われています。
彼はいつも新しい事業を興します、出だしはしっかりと計画を行い企画書や提案書も実に立派です、そして実際に事業を開始するのですが時間もお金もかけるもさっぱり進展しないのです。
いつの間にか進展しない事業に嫌気をさしてそのまま放置してしまいます、そしてまた他者からもたらされる新規事に心を奪われてはワクワクしながら企画書を起こします、私が知りえる範囲では起業してずっとこの繰り返しです。
思うに事業や経営とは農作物を育てるのと全く同じです、重要なのは種を捲くことではなくて捲いた後のフォローアップとメンテナンスにあるのです。
種を捲いたら自然に芽が出て育つのは意図しない雑草だけです、芽が出ない種は土の中で腐ってしまうか鳥にほじられて食べられてしまうでしょう。
時間も労力も使っている割に成果が出ない人のほとんどが彼と同じ過ちを冒しています、種を捲くまでは必至で動き捲いたら自然に育つと思って放置しては別の田畑を耕やします。
事業とは収穫して始めて利益になるのです、忙しい割に利益にならないのは何か方法と手段が間違っているのです、そこに早期に気付いてほしいものです。
そして成功とは利益を継続して上げる延長線上にあるのです、まず利益事業を必至で作ることが重要なのです。
利益が出たら継続的に維持させることです、それから初めて新事業に手を出すことです、それなら余裕で行うことができるでしょう。