2024年10月21日 10:00
若い人は不要な出費に対して「損した」と言います、確かに若い時は誰しも見返りのないお金を損失だとして何時までも気にするものです。
私も五十歳くらいまでは貸したお金が戻ってこなかったり、高い買い物をして結局使わずに無駄にしたことなどを何時までも頭の隅に記憶していて思い出しては何か損した気分になったものです。
でも歳を重ねるうちに戻ってこなくなったお金に対してそれほど気にならなくなってきます、例えば先の9.11同時多発テロの際には都内の豪華マンションが買えるほどの損失を株の信用取引で一夜にして失いました。
更には国内外のベンチャー企業に投資をしては結局未だに1円も戻ってはきません、ネットワークビジネスにはまった友人から使いもしない大きな買い物もしたこともあります。
私はこういった事項はすべて、「今幸せに暮らせているのだから過去のことは終わったものとして未来を考えて生きよう」と考えることにしています。
過去の戻ってこないお金はある意味で直接的な利益は何も生まないかもしれません、でもそれによって別の方向から何時かは必ずお金は回ってくるのです、そういう意味ではすべてが投資なのです。
私は「散財」という言葉が大嫌いで一度も使ったことがありません、失ったお金はすべてが未来への「投資」だと考えるようにしています。
そう考えると過去を引きずることもなく前向きに生きていけるのです、幸せを掴みたいのであれば過去の失ったお金のことを引きずらないことです、そしてこれから先の入ってくるお金のことを楽しみに考えている方が未来が明るく輝くものになります。
お金とは居心地を求めて世間を回るのです、そしてぐるぐると回してくれる人のところに寄りたがるのです、お金は自由に伸び伸びと働きたいのです、だから決して一ヶ所に閉じ込めてはいけないのです。
お金が出ていくことを恐れて出し惜しみしているときより、気持ち良くお金を使っているときのほうが元気よく過ごせています、これは私の経験上明確に言えることです。