本格的な高齢者社会を迎えるに辺り、サイドビジネスとして経営している出版社として将来取り組んでいこうとしているのが「自分史」です。
「自分史」はまさに自分が歩んできた歴史です、引退した経営者や定年退職した企業戦士、またオリジナル技法を考えた農家やパン職人など自分の「経験やノウハウを書籍にして残しませんか?」を旗印として進めていきたいと思います。
これらの「自分史」は販売するのが目的ではありません、あくまでも身内や周囲の友人知人へプレゼントして自身の歴史を後世に残すことを目的としての出版です。
3年前に難病をテーマにした自費出版を受けました、これはボランティアとして病院や患者さんへの寄贈が目的でした、しかし結果的に病院で見た患者さんや家族からの注文が書店に多数入り、一般販売として初版の3000部はあっという間に完売となり2刷目も2000部の増刷となりました。
世の中にはこういうケースもあるのです、功績を形として残したいだけという書籍が将来的に商業出版でヒット作になることも珍しくはありません、これは出版道楽の一つの極みかもしれません。
自費出版での初版は通常1000部からですが「自分史」は300部から請けることを計画しています、少ない予算で絵日記や自分で培ってきたノウハウなどを出版で是非残してほしいと思います。
最近ではアマチュア写真家から写真集の打診が入りました、この方は虫と野鳥ばかり撮っている方で図鑑には載っていない珍しい昆虫や野鳥の生態を多数写真に収めて残しています。
何枚か見させていただきましたが見入ってしまいました、こういった自分の足跡や功績を後世に残してほしいと思っているのです。
そして「自分史」を発刊するに辺り重要な業務が代理執筆です、聞き取りから文章を本人に変わって書きあげる人です、こんなところに新たなる事業ニーズが生まれてくると思います。
「五行思想」に「陰陽思想」など古くからある学問は学べば学ぶほどに深く、その応用例は留まるところを知りません。
これらを研究し自分なりの新たな学問の確立を行っていますが、特に近年に確立しつつある「陰陽バランス学」は健康に始まり人間関係やビジネスまで知らないよりも知ってそれを活かすことは自身の成長スピードや軌道修正に極めて有益に機能し改めて「陰陽思想」の深さを思い知らされます。
尚、「陰陽バランス学」の確立を前に食と健康に関するカテゴリにおいては一つの解を見い出しており、「陰陽バランス学」の応用編として派生させた「陰陽バランス食養学」を既に確立させています。
食養学といえば以前からマクロビオティックという一つの理論が存在しますが、その時代には今のように豊富に各種食材が一般人には得られない環境であったこと、また当時では解明されていない医学的根拠が多数あります。
ここでいう「陰陽バランス」の意味は根拠もなくざっくりしたマクロビオティックのそれとは大きく異なります、あくまでも「陰陽2つで一つ」の「陰陽思想」から導き出し更に近年解明された微量栄養素などの栄養学的根拠を加えた原理原則に従っています。
さてここで「陰陽バランス学」の触りをご紹介しますと、次のように物事を思考していきます。
例えば情報、情報過多と情報不足は同じことであり出し過ぎれば不足しているのと同じ効果しか残らない。
例えば健康、野菜などのアルカリ性の食品ばかりでは当然のこと必須アミノ酸が無いので細胞を作る事ができずに健康どころか身体維持さえも難しくなる、かといって肉類ばかりでもすぐ病気になるほど免疫力が失われる。
例えば悩みやストレス、悩みやストレスが無いことは本当に幸せなのか、悩みやストレスが有るからこその些細な出来ごとで喜ぶことができるというもの、悩みもストレスも無ければ喜びもまた無いに等しい。
例えば時間、時間が有ることが幸せなのだろうか、有り余る時間は退屈すぎて逆に落胆してしまう、かといって無いのもまた大きなストレスとなる。
例えばお金、何でも買えて好きな事が出来る半面欲しいモノがすべて手に入った瞬間に希望や目標を失う結果となる、お金で買えるものなど大して意味が無い事に気づくことになる、逆に無いのも辛く厳しい生活を余儀なくされる。
健康でいたいなら、元気でいたいなら、私は如何なる事項にも「陰陽バランス」で思考してほしいと思うのです。
「陰陽バランス」で思考することで心身共に文字通りバランスが取れるようになるのです、陰だけでも駄目、陽だけでも駄目、陰陽一体の「陰陽バランス」がすべてにおいて重要不可欠なのです。
この「陰陽バランス学」の原理原則が「陰陽思想」にあるのです、表面だけでは得ることが出来ない根幹である原理原則を極めて初めて価値のあるものとなります。
単純に表面だけを知って応用しようとすれば利にならないどころか害になります、これもまた「陰陽バランス」の深く怖いところなのです。
食用タンポポを研究していてふと思いついたのがタンポポの花を食材にできないかというアイデアです、花そのものを食材にしようとする試みは今後大変意義深いものがあります。
普通は花を食材にしようとはしません、しかし花に茎葉や根に比べて多様な栄養素が詰まっている植物は実に多いのです。
食べられる花を「エディブルフラワー」と言うのですが日本では古来より菊が有名です、新潟の線形に咲く大きな菊の花びらは乾燥され一つの食材としても扱われています、戻して酢のものにするとほんのりとした苦味があり大変美味しいのです。
刺身の飾りにも小さな食用菊が使われることがあります、またランの仲間は南国ではジュースやフルーツの飾りつけに使われ勿論食べることができます。
実はタンポポもキク科の植物です、きっと美味しく食べる方法があるはずです、そんなわけで花という食材をもう少し研究してみる価値があると思っています。
この分野はまだまだ研究が進んでいません、研究すれば多くの栄養価が高く美味しい花が存在しているのではないかと思うのです。
意外や自然界には量も豊富に採れ美味しい花があるのかもしれません、取り合えず乾燥ものですが世界の食べられる花を取り寄せています。
スパイスやアロマテラピーで有名なイランイランは強烈な味と香りで気に入っています、またフレンチラベンダーやカモミールなどはお茶としても愉しめます。
生花の多くが香り付けや飾り用なのですが、ゴールドマリーなどは栄養も豊富で使い方によっては味付けにも充分使えます、現在カレーやシチューに入れてみたりといろいろな研究を行っています。
本来のキノコ栽培は、化学工場のように雑菌が入らないようにした完全なる無菌室で行われます。
ちなみにキノコ栽培の工場に納豆菌やカビが入り込んだら一夜にして全滅します、したがってキノコ栽培農家や酒造所では作業員が納豆や醗酵チーズを食べるのは禁止だそうで買ってくるのさえもご法度なのです。
ところで自然のキノコはどんな状態で生えているでしょうか、ご存じのように雑菌だらけの山や野に生えているのです、ということは自然栽培でもやりようによってはキノコは栽培できるということなのです。
ただし安定的な出荷は望めないし量産はかなり難しいと思います、では家庭で手軽に栽培できるキットにしたらどうでしょうか、キノコ好きな人は買うのではないかと思うのです、無菌室でなくてもできるような品種と菌床を研究すればきっとできると思うのです。
思えば信州育ちの私の子供のころはどこの家庭でも家の裏にはシイタケ栽培用の椎の木の丸太が立てかけられていました、ドリルで穴をあけて菌を植え直径10cm以上の大きなシイタケを毎日のように採っては家庭料理に使い楽しんだものです。
シイタケだけではなくマイタケにエリンギ、高級キノコのボルチーニなどが家庭で手軽に栽培できるようになれば常に土や菌に触れ身体も健康になるのではないでしょうか、自然に生きるとはそういうことなのです。
フレンチの最高級食材である「トリュフ」は人工栽培は不可能とされてきましたが、実はたまたま条件が揃ったようで人工栽培に成功した事例が幾つも報告されています、たまたまも継続すれば必然となります、高い実験材料ですがやってみる価値はありそうです。
イタリアンレストランの中にケースに入った天然のボルチーニが生えていたらどうでしょう、マツタケよりも香りがよく美味しいと言われるボルチーニ、私なら迷わず網焼きやソテーにして贅沢に食します、もしくは野菜とベーコンで作るイタリアントマト煮にたっぷり入れて食します、日本のレストランで提供されるボルチーニは加工済みの缶詰です、風味は勿論のこと食感が生とはまるで違います。
ところで長野県は男女ともに長寿県として知られています、その理由を研究した機関があります、そこで解ったのが年間を通して気圧が低いこと、野菜摂取量が多いこと、そして年間を通してキノコを食しているということです。
菌の塊であるキノコ、食物繊維やミネラルといった解りやすい栄養素だけではなく何か特別なパワーが秘められているのではないでしょうか?
女性は疲れて家に帰ってもそのまますぐ寝ることはできません、メークを落とすために顔を洗わなくてはならないからです、これを怠ると敏感肌の人は翌朝大変なことになると言います。
そんな女性のストレス解消の為にメークしたまま眠っても肌荒れを起こさないコスメが世の中に存在しています、鉱物油を一切使わず医療用の保湿クリームなどをベースに顔料(着色素材)は全て天然のものを使用して肌に優しくファンから支持されています、ここで最も注目すべきは鉱物顔料ではなく天然由来による顔料です。
また短時間のちょいメーク用の簡単に水だけで落とせるコスメもまた別の方向からのコンセプトとして存在します、これは子供用のおもちゃの一つとして既に商品化されています。
これらを総合して機能性コスメと称していますが、各種のニーズにマッチしたこれまでにない商品を作りだそうという調査研究を行っているところです。
肌に優しい天然コスメというと世界的に韓国製に人気があります、韓国は昔から健康先進国で「身体に良い」が美味しいという表現のように料理の基本が健康にある国です、したがって肌につけるコスメもまた刺激の少ない肌に良いものを長期間研究しています。
ここに大きなヒントが有るのかもしれません、肌に刺激の無い天然由来の顔料であれば食品の着色や鉱物アレルギーの人にも優しいはずです。
つまり化粧品のみならず口にするものは勿論のことあらゆるものに応用可能だと思うのです、こういった研究は寝食を忘れるほどに実に楽しいものです。