2024年8月30日 08:00
木の話し-1
皆さんは普通「木」と聞くと植物である樹木や草木を思い浮かべるでしょう。
しかし「運命波学」の6つの元素という観点で見ると、単純に植物と言うこではなく、6つの元素にあって唯一の「生命体」ということで捉えているのです。
ここで基本的な疑問ですが、「生命体」とはいったい何を指して言うのでしょうか。
「生命体」は、思想や宗教的な意味も含めると無数に定義が分かれます、ここではその元素の本質に迫るということで生物学的見地によって話を進めることにしましょう。
生物学でいう「生命体」の条件は3つあります。
一つは「自己繁殖能力」、これは細胞分裂なども種の保存と言う定義からすれば繁殖の一つです、簡単に言えば種を永代に渡り保存し自ら成長をしていくものと言えます。
もう一つは、「エネルギー代謝能力」、これは生きる為に必要なエネルギーの元を摂取し体内で必要なエネルギーに返還する能力を指します。
最後の一つは、「恒常性」、これは環境の変化にあっても生体を維持していけるという能力で、体液濃度や成分の安定性や恒温動物では体温調節などもこれにあたります。
生と死ということについても、大きな意味では繰り返し行われると言う意味で恒常性というカテゴリーに含まれています。
こういった観点で「生命体」を考えると、皆さんが考えている「生命体」という世界とはまったく別のものになってきます。
例えば、地球上の「生命体」は動物と植物の2種類と考えている人は実に多いと思いますし、植物から進化して動物になった、つまり生命の始まりは植物からという人も多いのではないかと思います。
しかし、上記は全て誤りであり、生物学的には50年以上も前に「生命体」の分類と進化の過程はほぼ確立されているのです。
<続く>