現地で学んだネイティブがよく使うフレーズや文法などを紹介しています。
前回の続きです。
goodは「良い」だけではなく、様々な使われ方をしています。
①「サイズや量や時間などが多い・大きい」
■This bed is a good size.「このベッドは(十分に)大きい。」
■They have a good selection of local wine.「あの店は地ワインの品ぞろえがいい。(品ぞろえが豊富だ。)」
■We put a good amount of time and effort into that project.「私たちはそのプロジェクトに時間と労力を費やした。」
■There's a good chance of snow today.「今日は雪の可能性が高い。」
■A: I really want to pass the exam.「試験に絶対合格したい。」
B: I believe your chances are pretty good.「合格するって私は信じてるよ。」
② "a good" で「少なくとも」
■A good 100 people were there.「少なくとも100人はそこにいた。」
■It takes a good 10 years to become independent as a chef.「一人前のシェフになるには少なくても10年はかかる。」
■We waited a good 1 hour.「少なくとも1時間は待った。」
③「有効な」
■Is this milk still good?「この牛乳はまだ大丈夫?(食べられる?)」
■This coupon is good for 1 month. 「このクーポンは1か月間有効です。」
■When is this ticket good untill?「このチケットはいつまで使えますか?」
辞書を引かないような簡単な単語ほど奥が深いなと思います。goodをマスターするとより自然な会話ができますのでこの機会にマスターしてみてください。
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ワーキングホリデーでカナダの語学学校に通っていたことがあります。ダウンタウン近郊のコンドミニアムやシェアハウスでは、たくさんの学生やネイティブたちがルームシェアをして住んでいます。
もっと学校に近いところに住みたいなと、引っ越しを考え始めていた私は、どこか部屋が空いていないか、ルームメイトを探している人はいないかなど、学校の掲示板やネットで調べていました。
そんな矢先、「友達のカナダ人女性がルームメイトを探している」と、学校の友達が教えてくれました。私はさっそく連絡をとってもらい、部屋を見せてもらうことにしました。
掃除の分担、友達を部屋に呼ぶときのルール、冷蔵庫は上下で分けている・・などの説明をひととおり聞き、すぐに気に入りここに住みたいと思いました。
学校から近いだけではなく、その女性がとても素敵な子でとても気が合ったので、これならストレスなくルームシェアができるだろうと思ったからです。
しかしその部屋はダウンタウンの中心にあり交通の便もよく、その割には家賃が安めだったのでのでとても人気でした。
すでに私が部屋を見る前に2人が見に来ていて、私の後にまだあと1人残っている上に、私以外は全員カナダ人とのことでした。英語があまり話せない私より、カナダ人同士の方が生活しやすいはずです。私はルームメイトに選ばれないだろうなと思っていました。
ですが帰り際にその子が私にこう言いました。
"Your chances are quite good!"
「私のチャンスはとても良い?」と意味がわからなかったのですが、ポジティブなことを言ってくれたのはわかったので嬉しくなったとともに、家に帰ってから辞書で調べました。(当時はスマホなどなかったので・・)
goodは「良い」だけではなく別の意味も持っていることを知り、その後もネイティブたちが日常生活でさまざまな使い方をしていることに新鮮さを感じたことを今でもよく覚えています。
「良い」以外の意味には、
①「サイズや量や時間などが多い・大きい」
②「少なくとも」
③「有効な」
があります。
上記の
"Your chances are quite good!"
は、①の意味で使われていて、「あなたを選ぶ可能性がとても高いよ!」という意味になります。
ちなみにその後連絡が入り、私がその部屋に住むことができました。
それでは次回、①~③それぞれの例文を見ながら詳しく書いていこうと思います。
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和製英語について、前回と前々回の続きです。
和製英語の種類
①「ペットボトル」など、英単語を並べて作った単語や日本独特の単語
②「アポ」など、元々英単語として存在するが短縮させている単語
③「オードブル」など、英語ではなくフランス語等が語源のため、英語としては通じない単語
④「クレーム」など、元々は英単語だが日本では違う意味として使っている単語
⑤「エネルギー」など、元々は英単語だが発音が違うため通じない単語
のうち最後の⑤についていくつか挙げてみたいと思います。
ウイルス→ virus(ヴァイラス)
テーマ→ theme(シーム)
バンク→bank(べインク)
カオス→ chaos(ケイアス)
アルコール→ alcohol(アルコホール)
エネルギー → energy(エナジィ)
アレルギー→ allergy(アレジィ)
シュミレーション→Simulation(シミュレーション)
※「コミュニケーション」を「コミニケーション」と言う人がいるように「音位転換」と呼ばれる現象が起こっています。
「雰囲気(ふんいき)」→「ふいんき」、「新たしい(あらたしい)」→「あたらしい」※副詞の時には「あらたに(新たに)」という順番が残っている、「しだらない」→「だらしない」、「秋葉原(あきばはら)」→「あきはばら」など、転換後の言葉が一般化されたように、シュミレーションは日本語では問題ありませんが、英語では通じないケースがあります。
※番外編
逆に、日本語がそのまま英語になっている単語も何百もの数で存在します。
こんな日本語まであります。
Mottainai もったいない
Omakase おまかせ
Tukkomi ツッコミ
Hikikomori 引きこもり
日本語を話すとき、日ごろからできるだけカタカナの単語を使わないようにすることで、だいぶ日本語脳と英語脳を切り分けるようにできるようになりましたので、ナチュラルな英語を話したい方はぜひ参考にしてみてください。
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和製英語について、前回の続きです。
和製英語の種類
①「ペットボトル」など、英単語を並べて作った単語や日本独特の単語
②「アポ」など、元々英単語として存在するが短縮させている単語
③「オードブル」など、英語ではなくフランス語等が語源のため、英語としては通じない単語
④「クレーム」など、元々は英単語だが日本では違う意味として使っている単語
⑤「エネルギー」など、元々は英単語だが発音が違うため通じない単語
のうち今日は前回に続いて、職場でうっかり使ってしまいがちな和製英語②~④についていくつか挙げてみたいと思います。
アポ → appointment
ネゴ→ negotiation
ミス→ mistake
リスケ→ reschedule
オードブル→ appetizer / starter
アルバイト→ part-time job
ex. I work part-time. / I have a part-time job.
レッテル→ label
ex. I was labeled as a hypocrite.
「私は偽善者というレッテルを貼られた。」
ex. It's not nice to label someone.
「人にレッテルを貼るのはよくない。」
サイン→ signature
英語のサインは、動詞に使いますが名詞には使いません。名詞として使う場合は"signature"を使います。
ex. Please sign your name here.
「ここにサインしてください。」
ex. May I have your signature please?
「サインをいただけますか?」
クレーム→ complaint
英語のクレームは「権利をはっきり主張する、それが真相だと断言する」という意味合いになります。空港の手荷物受取所も"baggage claim"と言いますね。
サービス→ free / complimentary
日本語では無料提供することを「サービス」と言いますが、英語のサービスには無料と言うニュアンスが基本的に含まれないため、"This is service."と直訳してしまうと不自然になり通じないことがあります。
スマート→ slender
日本語では細い人を「スマート」と言いますが、英語のスマートは「賢い人」という意味になります。
ナイーブ→ sensitive
日本語では繊細な人を「ナイーブ」と言いますが、英語のナイーブは「鈍感な」「単純な」「考えが甘い」「世間知らずな」という意味になり、相手を見下しているようなニュアンスになってしまいます。
ユニーク→ funny
日本語では面白いという意味で「ユニーク」を使いますが、英語のユニークは「唯一無二の」「比類ない」という意味になり、面白いというニュアンスは含まれないので注意しましょう。
リフォーム→ renovation
日本語では家の改築という意味で「リフォーム」を使いますが、英語のリフォームは組織改革や内閣改造、制度や法律の修正に対して使われる言葉です。
メリットデメリット→ adcantage, disadvantage / pros and cons
日本語では「損得」「良い点悪い点」「利点と不利点」などすべての意味で「メリットデメリット」を使いますが、英語のメリットデメリットとは微妙なニュアンスの違いがあります。
■よく使われるのはadcantage, disadvantageです。
ex. What is the advantages of learning English?
「英語を学ぶメリット(利点)はなんですか?」
■また"pros and cons"という言い方は、ビジネス会話でも日常会話でもよくネイティブが使います。日本でも「プロコンリスト」と言いますね。
ex. We discussed the pros and cons of our new product development.
「私たちは新商品開発のメリットデメリット(良い点悪い点)について話し合った。」
■merit は損得や利点ではなく「美点、価値、功績」というニュアンスを含みます。
ex. Is there any merit here?
「これにはどんな価値があるの?」
ケースバイケース→ It depends
case-by-caseを使う時もありますがほとんど耳にしないです。
ex. Do you usually walk or take a bus to work? →It depends.
「職場まで徒歩?それともバスですか?」→「時と場合によります。」
チャージ→ top up / refill
チャージは「請求する」なので海外で通じないケースも多いです。
ex. I would like to [top up / refill ] my SUICA card.
「スイカにチャージしたいです。」
次回は⑤について説明していきたいと思います。
現地で学んだネイティブがよく使うフレーズや文法などを紹介しています。
和製英語は想像以上に多く、その数や紛らわしさに少し驚かれるかもしれません。
英会話においてはそのやっかいさが、のちにボディブローのように足手まといになっていきます。会話につまづく原因になりますので、あなどらずにしっかり覚えておくことが英会話上達につながります。
和製単語とひとくちに言っても、
①「ペットボトル」など、英単語を並べて作った単語や日本独特の単語
②「アポ」など、元々英単語として存在するが短縮させている単語
③「オードブル」など、英語ではなくフランス語等が語源のため、英語としては通じない単語
④「クレーム」など、元々は英単語だが日本では違う意味として使っている単語
⑤「エネルギー」など、元々は英単語だが発音が違うため通じない単語
などさまざまです。
今日は上記①のうち、職場で間違って使ってしまいがちな和製英語をいくつか挙げてみたいと思います。
マイペース→ at one's own pace
ex. She works at her own pace.
「彼女はマイペースで仕事をします。」
キャッチコピー→ slogan / tagline / motto
ex. I like Nike's slogan, "Just do it."
「ナイキの"Just do it."というキャッチコピーが好きです。」
ex. The tagline for Neighbor Totoro is "belive in yourself."
「となりのトトロのキャッチコピーは"自分を信じる"です。」
ex. Netlix emphasized their current motto,"See what's next."
「Netflixは彼らのキャッチフレーズ"See what's next.をアピールしました。」
サラリーマン/OL → office worker
ネームカード(名刺)→ business card/ contact card
~アップ系
イメージアップ→ improve one's image / good impression
スキルアップ→[improve / enhance]one's skill
キャリアアップ→[enhance /advance / develop]one's career
グレードアップ→ [improve / upgrade / enhance]something
※スピードアップ、レベルアップ、パワーアップ、リストアップなども和製英語です。
~ダウン系
イメージダウン→ bad impression / negative image
コストダウン→[reduce / cut ]costs
プライスダウン→ discount / cut price
グレードダウン→ downgrade something
※スピードダウン、レベルダウン、パワーダウン、システムダウンなども和製英語です。
アフターサービス→ customer service / after-sale service
モニター→ test user
ジャストフィット/ジャスト~ →correct size / perfect suit / exact
日本ではジャストは「ぴったりの」「ちょうど」という意味でジャストを使いますが、英語だと「ただの」「たったの」となりニュアンスが変わってしまいます。ちょうどぴったりという単語はexactになります。
アンケート→ questionnaire / survey
カルテ→ medical card
プロダクション(制作会社)→ agency
プロダクションは「商品」という意味になります。
トイレ→ bathroom / rest room
toiletでも通じますが、便器そのもののイメージになります。
ノートパソコン→ laptop
ブラインドタッチ→ touch-typing
タッチパネル→ touch screen
ポスト→ mail box
ホチキス→ stapler
セロテープ→ scotch tape
シャーペン→ mechanical pencil
シャープペンシルというと「先が尖ったペン」という意味になってしまいます。
シール→ sticker
コンセント→ outlet / socket
アイスコーヒー → iced coffee
アイスティなども同様にiced teaになります。
リサイクルショップ→ secandhand store
リサイクルショップというと、空き缶などを集めている人が行くイメージがあります。
ざっと挙げただけでもこれだけの数があります。今回はビジネスの場面で使ってしまいそうな単語に絞りましたがまだまだたくさんありますので、英語を学び始めた方は少しずつ調べて覚えていくことをお勧めします。
次回は和製英語②~⑤について説明していきたいと思います。