2024年6月 5日 09:00
創業以来決算申告が完了する翌月の6月は大きな節目の月であり、起業40年の私にとっては正月よりも重要なビジネス初動の月になっています。
物理的には、梅雨の時期は大嫌いですが精神的には前向きにビジネスを考えられる大事な時期です。
面白いもので、この時期に起こる事がその後の流れを決めてしまうような前兆の時期でもあります、経営を長くやっているとリズムとか流れという感覚が肌で解るようになります、これはどんな理屈も通用しない最優先すべき事項であり他者には理解できない事項でもあるのです。
会社や人には特有のリズムがあります、こういった節目のときには「誰と何をしたか」、「どんな流れが起きたか」、「どんな問題が発生したか」ということがその後に大きな意味を持ってくることがあるのです、逆にこの時期に何も無かったときには1年間ほぼ何も起きずにステイディな1年となるのです。
私の場合は過去多くの事業提携をはじめとした各種の契約や特許出願などが何故かこの時期に集中しているのです、実績は一つの大きな根拠です、無意識の思考や流れというリズムを自覚することは不可能なことです、これは自分の顔を直接肉眼で見ることができないのと同じです。
しかし実績というエビデンスを見れば、自身の思考や流れというリズムを間接的に把握することが可能になります、これは自分自身と真摯に向き合い客観視できているということにもなります。
自分を正確に知ることは経営上極めて重要な事項だということだけではなく、人間関係を含めて人生を豊かなものにするために必須な事項だということを頭に入れておいていただきたいと思います。