2024年1月 3日 09:00
「鈍感力」は流行語になりましたがいつの間にか聞かなくなってしまった言葉です、発祥は渡辺淳一氏による著書だと記憶していますが、当時の前首相が現首相に「鈍感力」を例えに指導力をアドバイスしたことにより一躍時の言葉になりました。
この「鈍感力」の本質ですが、経緯・本質・状況など全てを理解したうえで正確に状況分析し、あえて知らない振りをして現在の状況を受け流すというものです。
これを本当に極自然に行うためにはもの凄い数々の能力を要すると思われます、いろいろな経験をして始めて極められる能力ではないかとさえ思います。
まず察知能力・推察能力・計画策定能力、そして忍耐力・許容力・大らかさなど器の大きさも重要な要素だと思います。
例えば通常であれば大慌てするような状況でさえも知らぬ振りして自然に振舞い、いつの間にか障害を取り除いてしまう、まさにこれは最強の武器かもしれません。
周囲もこれによって落ち着きを取り戻し何事も無かったかのように冷静に問題に取り組めます、特に経営者はこの本質を理解したうえで身につければ最強の武器になります。