2023年2月20日 09:00
社員が増えてくると、勘違いしやすいのが担当や役割分担という名目での経営者の責任逃れです。
正直な話し「社員に任せているから」というのは経営者の逃げに過ぎません、本音は面倒くさいだけなのです、そして自分は動きやすくストレスの無い営業とか技術に逃げ込むのです。
経営者がやってはいけない事、それは自身の役割を作ることです。
これは社員が何人いても上場企業であろうが同じことで、全ての部署での最高責任者は経営者なのです。
部長や課長は経営者の権限の一部を委任しているに過ぎません、事が起これば経営者自ら責任を全うしなければならないのです。
役割は社員の特権です、社員は任せられた事を粛々と行うことで全社が回るのです、そして経営者の役割は最高責任者ということになります。
特に会社員時代が長い起業家に多い勘違いがこれかもしれません、経営者はあくまでも経営者であって社内の役割分担に自身を入れてはいけないのです。
経営者が他者に任せていいもの、それは決算申告時の税務処理だけです、これは国で定めた義務である納税を行うために国から役割を持たされた税理士のお役目だからです。
しかし会社のお金の流れの把握や資金移動などは、方法は別にして全て経営者が把握していなければなりません。
「経理に聞かないと解らない」、そんな経営者が昨今ではなんと多くなったことか。