2024年9月 7日 08:00
「肉はダイエット食品です」、と言われるとほぼすべての人は耳を疑います。
それもそのはずです、何故なら肉に含まれる重要な成分であるLカルニチンの研究成果が発表されたのはつい最近のことなのですから。
さて、この肉に含まれているLカルニチンは、アミノ酸の一種で必須アミノ酸のリジンとメチオニンが肝臓で合成されタンパク質には変化せず、体内を動き回る遊離アミノ酸として存在しています。
このLカルニンチンは肉に多量に含まれており、脂肪代謝に大きく関与しLカルニチンを多く摂取すれば食事の脂肪分は勿論、体内に蓄えられた内臓脂肪などもエネルギーに変えダイエットに繋がります。
Lカルニチンが多く含まれる食品は先述のとおり肉で、1Kg辺り最も多いのが羊肉で2100mg、ついで牛肉が700mg、豚肉300mgとなっています。
ちなみにキャベツやタマネギなどの野菜には全く含まれていません、ナス類には若干含まれていますが中でもトマトが30mgで最大という程度です。
羊肉料理はカロリーが半端なく高いのですが、それ以上にLカロニチンで脂肪代謝を促し太るということはあまり考えられません、最近「羊肉は健康と美容によい」と言われるのも頷けます。
ここで追記ですが、ダイエットに最も危険なのが「カロリー計算」による安心感です。
太ることとカロリーは一致しません、カロリーが高くてもダイエットに繋がる食品は多数あります、要はダイエットはカロリーではなく何を食べるかなのです。
肉が主食の欧米人、太っている人が多いという印象ですがスマートな体系の人も多いでしょう。
つまり太る理由は脂肪ではなく炭水化物と糖分の過剰摂取によるものなのです、糖は最終的に脂肪となり体内に蓄積されます。
肉はつい最近まで「健康に悪い」という偏見が根付いてしまったのですが、正確な情報で本当の健康を手に入れてほしいものです。
20種のアミノ酸、これは身体の細胞を作るための材料です、このうち9種は必須アミノ酸と呼ばれ体内では生成されず肉でしか得られません。
肉類を食べない人は自分自身の内臓や組織を削って新しい細胞を作ります、したがって肉を食べないと内出血・肌荒れ・脱毛や爪の変形・内臓に穴が空いてしまった例なども報告されています。
ただ、何度も言いますが肉だけでは身体は作られても健康を維持できません、野菜からのビタミン類やミネラル、これも人間にとっては重要な栄養素なのです。
バランスのとれた食事は健康と長寿の薬、これからもどんどん正確な情報をお届けして行きます。