2024年9月16日 10:00
生成AIの台頭をきっかけに情弱性に関して日米韓共同の調査が行われました、その結果で明らかになったことは日本人は比類の情弱性比率が他の国に比べて高かったのです、情弱性とは情報弱者ということで情報に対する免疫力のような思考ができない人を指して言います。
偽りの情報に関する設問ではアメリカ人の約50%の人が偽りを見抜けましたが日本人はその半分の27%の人しか見抜けませんでした、多くの日本人は偽り情報を鵜呑みにしてしまう思考であることが解りました、また情報の発信元を探ろうとする人も日本人が最も少なくアメリカ人の70%に対して日本人では40%という数値になりました。
3ヶ国の調査で共通して解ったことで興味深い結果があります、それは情弱性が高い人はSNSを日常的に行う人だったということです、つまり流れてくる情報を無意識に真実だとして鵜呑みにしてしまい疑うことも無く信じてしまうのです、そしてその偽り情報により翻弄されてしまっていることも明らかになりました。
偽り情報を見抜けた人の多くの情報源は、テレビのニュースと新聞や書籍でありSNSをやっていない人が多いのも面白い事実としてはじめて解明されたのは興味深いと思います。
ここでSNSが悪いとまでは言いません、ただし流れてくる情報を鵜呑みにするのではなく自身で正確に分析できるまでの根拠となる理論や知識を得て欲しいと思います、びっくりするような嘘を平気で流している専門家もいます、教授だとか医者だとか肩書きがあってもそれ自体が本当であるかも解らないのがネットの世界なのです。
似非情報に踊らされているうちは目的を達成することは難しいと思います、自身の五感で真実を得られるように物事の原理原則を正しく身につけることが重要だと思います、情報を得るならまずは一次情報を探り、その一次情報は誰が発信しているのかくらいは最低でも突き止めることが肝要かと思います。